今夜、とっても感動的なアンビリバボーなお話をＴＶで見ました。

朝鮮半島で暮らしていた日本人のしあわせな家庭の夫が、ある日突然、
旧ソ連軍に連行され、身に覚えの無いスパイ容疑で懲役１０年間の刑を受ける。
その内容はあまりにも過酷で、ふと「大地の子」を思い出してしまった。
当時、そういう理不尽な状況は珍しいことではなかったのかもしれない…。

戦争による悲劇が皮肉にも感動的なドラマを産んだ訳です～。
この奇跡の物語は以前にもメディアで取り上げられたらしいのですが、
今回、再会までの５０年間を再現ドラマとご本人の映像が流れる。
帰国を許されないまま辛い過酷な日々の中、同じような境遇のロシア女性と
出会いその深い愛に支えられ、再び５０年後に日本の地を踏んで妻と再会する夫。
５０年間ひたすら夫の帰りを一途に待つ妻・・まさに愛情物語～。

それにしても戦争の残酷さをあらためて感じました。
そしてなんと言ってもこの物語のキーパーソンはロシア女性のクラウディアさんでしょう。
彼女なくしてはこの奇跡は起こりえなかったのではないか！？

このドキュメンタリーを一冊の本「クラウディア奇蹟の愛」が出版されているらしい。


言葉で言い尽せない感動に涙がとめどなく溢れ、戦争を恨めしく思うものの、
それぞれの愛情の深さになんとも言えない清涼感も覚えました。

わが家では、泣き虫の私はともかく、めったに泣かない娘さえも目頭を抑えていました。
ところが、紹介するＴＶスタジオの緩い空気・・ちょっと違和感を感じていた私。
後で読んだ新聞の解説にもそのことが指摘されている・・・。


ホントは見損なった『夢の美術館』のこと書くつもりでいたのですが・・・


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