コエンザイムQ10は、一部が体内でも合成される、人間にとっての必須成分。
「ユビデカレノン」「ビタミンQ」などとも呼ばれ、
日本では1974年に心筋代謝改善薬として承認されました。
コエンザイムQ10は、もともと心臓に効能がある医薬品だったんですね。
コエンザイムQ10は、もともとが一部は体内で合成されるものなので、
重篤な副作用報告もなく、薬事法規定の再審査も通り、
1991年には日本の薬局・薬店でも販売できるようになっています。
アメリカでは数年前から「体が元気になる」サプリメント(栄養補助食品)として
コエンザイムQ10は人気があります。
さらに、日本でも2001年に健康食品として販売できるようになってから
コエンザイムQ10の効能の人気は一般的になってきました。
については、さまざまな報告がありますが、大きくは、
【1】エネルギー賦活作用の効能
【2】抗酸化作用
に分けられるでしょう。
【1】エネルギー賦活作用の効能
心臓のエネルギー産生量を増やし、心筋の機能を高める作用のことで、
医薬品の効能になります。
特に心臓からの血液循環を促進したり、筋肉にエネルギーを供給して
持久力や運動能力を高める働きがあるとされます。
コエンザイムQ10のこの効能は医薬品として認められています。
【2】抗酸化作用
老化や生活習慣病などの原因になっているといわれる
脂質過酸化を防ぐ働きです。
肌のはりやシワの改善が実感できるといった声が注目を集めていますね。
ところで、体の中で合成される
コエンザイムQ10のレベルは、
20歳頃がピークでその後減少し、40歳頃になると不足状態になります。
でも、大丈夫!
コエンザイムQ10は体内で合成されるものとは別に、日常の食事からも補給可能です。
さまざまな研究から、老化防止や健康維持には、一日30~60mgの
コエンザイムQ10を
摂れば大丈夫といわれますが、その代わり30mgの
コエンザイムQ10を摂るには、
イワシ6匹、牛肉950g、ブロッコリーでは4kgも食べる必要があるそうです。
これだけの量の
コエンザイムQ10を日常の食事だけで摂るのは不可能に近く、
コエンザイムQ10のサプリ(栄養補助食品)から摂る方が現実的だと思います。
また、
コエンザイムQ10は、1950年代初期に発見以来、世界中で研究されており、
多くの病気で体内の
コエンザイムQ10の量が減ることもわかっています。
これらの病気や老化に対しては、
コエンザイムQ10を補給することで、
改善したり予防したりする効能があることもわかってきました。
特に、
疲労回復、美肌、下半身のむくみ、
代謝率アップによるダイエット、ストレス、動悸・息切れ、
循環器系の病気予防、運動能力の向上などが期待されているようです。
最近では、
コエンザイムQ10を配合する化粧品も市販されていますよね。
そもそも
コエンザイムQ10は皮膚にも存在するんですが、
これは紫外線による酸化から皮膚を守るための仕組みだと考えられています。
このように
コエンザイムQ10は私たち人間の健康と美を護る大切な物質であり、
栄養補助食品や化粧品として、今後ますます需要が高まると思います。
※薬事法により注釈を入れさせていただきます。
上記商品には
コエンザイムQ10が含まれるとショップにも記載がありますが、医薬品ではないため
効能については、このブログでの紹介内容が必ずしも当てはまるとは限りませんのでご注意ください。