Yoko PROJECTs. サイドカーとカスタムペイント

塗装ブースには換気が必要、ということで、
簡易的に既存の窓枠に換気扇を設置していました。



ところが、壁の中央あたりの1箇所に排気口が集中するのは
あまり効率が良いとはいえません。

本来は天井全面から吸気して床全面で排気、
つまり上から下に均一にまっすぐ換気するのが理想的なのですが、
壁や床がそこそこしっかりした物置が元では換気扇の設置も限界があります。

一方の壁の上方から吸気し、反対の壁の下方へ抜くのが、まあ設置限界でしょう。

吸気口を上方に設置するのは現状では困難なので後回しとして、
排気口を下方に設置することをまず考えます。

比較的簡単なのは、壁を切り抜くこと。
というわけで



内壁の中の柱の位置も考慮し、窓枠の下の壁を切り抜きます。

内壁はベニヤ1枚なので切断は比較的容易で、内部も断熱材とかは無いのですが・・・
すぐ外に見えてる外壁スレートは切断が困難そうです。



換気扇取り付けの枠を作り、内壁にはめてスレートの切り抜きサイズを決めます。



外壁からは雨よけのダクトが出っ張るので、その分だけの穴を開けるわけです。



外壁工事の工具なんか無いので、４隅に20ｍｍの穴を開け、
手作業で金ノコで切っていきます。
（一応飛散物質も考慮して完全防備済みです）



一般鉄用ノコ刃数本をダメにしてようやく穴ひとつ完了。
換気扇枠にダクトを取り付けたものをはめ込みます。



この枠は内壁の中の柱にネジで固定されます。

外から見ると



ダクトだけが見えてます。
上方の窓に被ってる波板の奥にちょっとだけ3枚並んで見える板が
窓枠に固定していた換気扇のシャッターです。
波板がダクト代わりの風除けになってたんですが、
強風時には換気扇から風が逆流することもあり、
ちゃんとしたダクトを設置する必要もありました。

1箇所目の教訓を生かし、外壁、コンクリート、スレート用ノコ刃を購入。
2枚組み500円のうち1枚だけで、余裕で残り2箇所の穴あけ完了。
最初から専用刃を用意するべきでした。

で、換気扇3個分完了。





換気の流れもやや改善。
吸入口もいずれ何とかしたいものです。