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暑いです。東京湾の海風を高層ビルが遮り、サーモグラフィに映った都心は真っ赤。
道路はまるで血管のようです。恐ろしい画像でした。 くるみの散歩も夜です。7時半頃家をでると、だいたい同じワンちゃんに出会います。 皆さん暑くて、この時間になってしまうのでしょうね。本当は早朝がよいのだけれど、家族を起こしてしまうので夜にしました。 沢山あったキャベツ畑も近頃は家、家、家。道路側の室外機から暑い風が吹き出しています。 昨日は細い細い三日月でした。陽が落ちるにつれて白からだんだんと輝きだしてくる。 くるみは反対にだんだんと白が目立ってきます。 今年は公園の白い百日紅がわっと咲きました。今までこんなに咲いたことがなかったし、まったく目立たない木だったので少し驚いています。 沈んでいく色、見えてくる色、夕暮れ時の散歩は不思議な景色です。 それにしても昼間の暑さのすごいこと。口を半開きにしてやってきた雀が、小皿の水を飲んでいるのを見ると、少し嬉しくなります。暑い地球にしちゃってごめんね。 *題詠マラソン2004 こころに残った歌 主催されている五十嵐きよみさんがゴールされました。五十嵐さんは今年は百首の連作。 以前から私は五十嵐さんの連作とても好きでした。物語性があります。 次はどんな歌なのかと楽しみでしたが、最後は「100:ネット」に向かって飛翔してゆくような展開でした。 092:家族 五十嵐きよみ 2004年06月30日 (水) 22時36分 本棚の本を家族として今日はウィリアム・サローヤンと親しい 093:列 五十嵐きよみ 2004年07月05日 (月) 23時06分 一列にならぶ鉄塔また夏がめぐりきて背の伸びゆくような 094:遠 五十嵐きよみ 2004年07月07日 (水) 22時01分 思い出すすべての夏の道の果て入道雲は近くて遠い 096:類 五十嵐きよみ 2004年07月07日 (水) 23時26分 水平線日がな一日ながめても海にも空にも分類できず 097:曖昧 五十嵐きよみ 2004年07月07日 (水) 23時26分 どのように生きたい私だったのか曖昧になる眉の輪郭 098:溺 五十嵐きよみ 2004年07月07日 (水) 23時27分 いちめんのひかりの記憶 はてしないひかりの記憶 溺レテシマウ 099:絶唱 五十嵐きよみ 2004年07月07日 (水) 23時27分 太陽にとどかず墜ちてきたひとり沈めてのちの海の絶唱 100:ネット 五十嵐きよみ 2004年07月07日 (水) 23時28分 イカロスという名をネットに閉じ込めて100首の話をおしまいにする お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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