2007/05/13(日)19:54
『地球(テラ)へ・・・』 #6 「ステーション E-1077」 (5/11) 感想
お待ちしてました!!。キース登場!!。
黒髪で、頭が切れて、エリート、そして冷静と来てますもの、そりゃそりゃ素敵!!
ソルジャー・ブルーももちろん好きですけど、私はキースの方がお気に入り。
水槽の培養液の中に動く少年の腕。
目覚めるとキースはステーションE-1077のマザーイライザのそばにいる、宇宙港に着いた途端に倒れたのだと言う。
新入生へのガイダンスに赴くキース。
環境汚染により生命活動の許されなくなった地球。
特殊政治体制スペリオールドミネーション(ST)、人類は皆平等に故郷・地球を失う。
地球は現在、再生機構・リボーンの管理下で蘇る日を待っている。
再び地球へ帰る為、そして再び同じ過ちを繰り返さぬ為の優良子交配によるニュージェネレーションベイビー。
厳選された養父母、血縁関係のない家族。
全てが等しく地球の子。
キースはそこでサムと知り合う、人懐こいサムはおぼろげながらの友・ジョミーの記憶を語る。キースには、他の新入生達が持っているかすかな記憶が全くない。
メーバーズになりたいと言うキース。
キースに何かと突っかかるエリート意識の強いグレイブ・マードック。
ある日、新入生を乗せた船が事故を起こす。
システムの指示に従うべきとするグレイブに反して、回線の復活を待てば間に合わないと救助に行くキース、そして付き添うサム。
船の中の新入生を助け出すキース、その新入生の中にスウェナがいた。
しんがりを努めるキース、しかし間に合わない、宇宙空間に投げ出される。
それを救ったのはサム。
後日、マザーイライザにお褒めの言葉を頂くキース、ますます評判が上がる。
そしてサムを介してスウェナと知り合う。
キースを監視するカメラ。
密に告げられるマザーイライザの声。
「キース・アニアン 第一段階合格」
えっと、先にイヤな事を書いてしまおう、あんまり小うるさいこと言いたくないんだけど・・・。
新入生のガイダンスを聞くシーンが特にそうなんだけど、白人だけと言うのがすごく気になる。
昔の少女マンガは白人至上主義でして、まぁ御伽噺の王子様の世界ですね。
原作者の竹宮先生はまさにその時代の人なんだけど、アニメは今この時代に作ってるわけで、白人だけって言うのはどうかと思う。
“優良子交配”なんて言葉を入れるならなお更に。
排除する者と排除される者が対立する図式は、ミューと人間と言うパターン一つで良いと思うんですよ。
・・・って言うか、これ海外に出すつもりはないのかなぁ、問題だと思うんだけど。
原作に白人が優等種と言うエピソードはなかった気がするんだけどなぁ。←あったらごめんなさい。でも例えあってもはずすべきだと思うけどね。
・・・さて、キースですよ。
確か14才でしたっけ、それにしては老けたお顔とお声って気がしましたが、カッコ良いから許す。
どこまでも優等生なんですよね、テラのシステムの申し子です。
このキースの歪む顔が早く見たいなぁ・・・なんてね。
今回はキースが見れたし、もうそれだけで充分です、はい。
サムが良かったですよね。
アメリカの小説を読んでると、こう言う純朴な男の人を“田舎でスクスク育った”みたいに表現されてるけど、まさにそんな感じ。
広い大地の元で、良い人たちに囲まれて、自然に愛された育ちました、みたいな。
キースみたいな超エリートに、こう言うタイプがくっつくと言うのもありがちですが、エリート同士で固まって陰険(これも典型的)なグレイブより断然良いわ。
キースのピンチを救いに行くサム。
人間として大切なのはこう言う気持ちと勇気だと思ったりする。
ミューとして生きることになったジョミーは、ミュー対人間の図式の中でこの友を失ったわけで、それを考えると属している世界にこだわった対立と言うのが、どれだけ愚かかと思う。
もったいないよね、サムと言う友人を失うのは。
次回はシロエ。
切ない話なんですよね。
オリジナルを入れた分をどう処理するのか、お手並み拝見。
DVDの1巻。
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