2007/09/25(火)21:36
ドラマ 『HERO』 感想
連続ドラマの方は大好きで見ていたのですが、この特別編は未視聴でした。
久利生検事が今回赴任したのは山口県の海沿いの町。
何とものどかなところで、さしたる大事件もない。
そこで起こった殺人事件、犯人は地元で“良い人”として愛される滝田。
滝田は最初から自分が犯人だと認めているが、何か隠されているものがあると久利生は思う。
キムタクは何を演じても“キムタク”だな、と。
この久利生と言う役も、まさに“キムタク”と言うキャラにあわせて作られたのだと本当に思う。
昔、木村さんがドラマの中で、確かラーメン屋の店員だったと思うのですが、生ゴミをポリバケツにドスンと捨ててるシーンがあったのですよ。
世の中に、こんなにカッコ良く生ゴミ捨てられる男が他にいるだろうか、と思ったものです。
普通に捨ててたんですけどね。
あ、私は別に木村拓哉さんのファンでは全然ないです。
久利生も設定を言葉で連ねたら、全然カッコ良くないと思うんですよね。
それを“良いじゃない”と思わせるのが木村さんかなぁ。
私は東京サイドの面々が好きだったので、最初は違うメンバーで描かれるこの特別編に興味半減、ソファでウトウト仕掛けてたんですが、見ているうちにパッチリ目も冴えました。
煙草の吸殻を検事たちが捜すシーンに、それは鑑識がやるんじゃないのかと思ったり、野ざらしにされていた煙草はたぶんDNAとかも取れないだろうから、証拠能力はないんじゃないのか、とか思ったりもしましたが、『HERO』はリアルさが売りの裁判物ではないですし、これはこれで良し。
そんなもの、求めちゃいませんし。
堤真一さんを久利生の担当事務官・津軽、中井貴一さんを犯人・滝田に配して、しめるべきところはきちんとしめてました。
久利生と津軽が釣りをやるシーンが良かったです。
そう言う事を経て、ラストに握手をかわす二人のシーンも素敵。
中井貴一さんがついに本当のことを明かすシーンが、やっぱり見ごたえあり。
お堅くて生真面目で謙虚な良い人演じたら、この人の右に出る者は居ないんじゃないかと思うような中井さん演じる滝田が、何故人を殺すような真似をしたのか。
その心情を吐露するシーンは見入ってしまいました。
一応、この事件は解決。
しかし背後にはでっかい事件があった。
と言う事で、帰ってきました東京地検・城西支部。
うんうん、やっぱり私はこの城西支部のメンバーが面白いわ。
続きは映画でどうぞ、ですね。(笑
見たくなっちゃったよ。