2008/01/10(木)13:33
狼と香辛料 #1 「狼と一張羅」 (1/9) 感想
原作は「このライトノベルがすごい!2007」で、作品部門&キャラクター女性部門で2冠を達成したと言うので楽しみにしてました。
(もっとも私は宝島がライノベでもこんなことをやっているとは知らなかったんですが)
原作は未読です。
公式HPはこちら。
パスロエの村では狼の姿をした豊作の神“ホロ”を祀る収穫祭が行われようとしていた。
行商人のロレンスは麦の売買で村を訪れたのだが、取引きを担っているクロエと交渉する機会を逸してしまい、仕方なく村を後にする。
床に就くため荷馬車に入ろうとしたロレンスだが、そこには見知らぬ少女が忍び込んでいた。
亜麻色の長髪にか細い肢体、美しい顔立ちの少女には狼のような耳と尻尾が生えていた!
で、
少女は自分を“ホロ”だと言う。
村の豊穣の神だったが、村人達は神にはもう頼らなくなってきた、生まれ故郷である北の国に帰りたい、と言う。
ロレンスはホロとともに旅に出る。
行商人のロレンスは、明日が収穫祭だと言うパスロエの村を訪れる。
村は豊かになっている、もう狼の神に祈りを捧げる必要もない。
村を出たロレンスは、荷台の中に少女がいることに気付く。
狼の耳があって、しかも裸ですよ!!。
起きた彼女は口には牙、そして月に向かって遠吠え、なんと尻尾もある。
印象的な登場シーンでした。
「わっちの名前はホロ。」
それは村に代々伝わる豊穣の神の名前。
「わっちは神と呼ばれていたがよ。わっちはホロ以外の何者でもない。」
生まれは北の国で、そこに連れて行って欲しい、と言う。
ホロは人を見る目には自信があるようで、ロレンスが、人の頼みを断れないタイプと見抜いたようですよ。
そしてホロに言われた通り、「ぬし、可愛すぎじゃな。」ですよ、ロレンス。
二十五歳で、あご鬚生やしてるような男なのに、人が良さそう。
ロレンスはホロに証拠を見せてくれと言う。
ホロは狼の姿になるのはイヤだが、ロレンスはどうしても見たいと言う。
代償に生き血かわずかな麦が必要。
↑また何てギャップが激しい代償で。
そしてへんし~ん!!
録画を失敗したかと思っちゃいましたよ!!。
村に引き返したロレンスは取引先の娘・クロエとデート。
もうけ話があり、ロレンスにも加わって欲しいらしい。
あら、ロレンスったら、クロエに手を重ねられて本気になっちゃった?。
・・・と思ったら意外としっかり者。
「場数を踏んでからの方が良い。」←仕事の話よ
クロエは色っぽいポーズで、今度は色仕掛けか?
しかしロレンス、これにも顔を赤くしながらも負けません。
部屋に戻ったロレンス、ベッドにホロがいる。
ホロは刈り取られた麦の中にいるそうです、もっと多くの麦があれば、そこに移動できる。
人の目に触れないため。
さっき、ロレンスはホロの正体を見て、尋常じゃないほど驚いた。
・・・って・・・どんな姿?
うーん、見たかったなぁ。
ホロは大昔、この村の青年に「麦を良く実らせてくれ。」と頼まれた。
だから守ってきた。
豊作が続けば土地は痩せる、不作にしなければならない時もある。
それを“ホロの気まぐれ”と村人達は言う。
今、村人達は自分達の手で豊かな実りを可能にしている。
もう誰もホロを必要としていない。
必要とされた時も、姿を怖れていたけれど。
「北へ帰りたい。」とホロは言う。
女の子の洋服を着たホロが可愛い!!。
えっとスカートなんですけど、「オレの一張羅。」って言った?。
恋人でもいますか?、ロレンス。
もうすっかり足元見られてるロレンス。
「わっちは賢狼・ホロ。誇り高き狼じゃ。」
面白かったです!!。
最近、原作をもの凄く端折って、基礎の部分を描かず、どうかすると視聴者を置いてきぼりのアニメが多い中、物語の世界と、今のホロの立場に絞って描いた、上出来な初回だったと思います。
少なくとも見終わってから、分からない...orz...となることはなかったですよ。
先ず牧歌的な風景が素敵!!。
そこを通る行商人の馬車、乗り手はロレンス。
福山潤さんが演じてらっしゃいますが、最初はロレンスの見た目からすると合わないなぁと思っていたですよ。
もっと大人っぽい声の方が良いんじゃないかって。
でもロレンスの人の良い、可愛い部分が出てくるに従って、違和感がなくなりました。
村は豊かな実りを収穫できるようになっていた。
欲が出てきている村人を、クロエとクロエのお父さんで、良く表してます。
かつて人は自然の現象に神を見たものでしたが、ホロ(小清水亜美さん)もそんな神の一人でしょうか。
村の青年との約束で“豊穣の神”として村を守ってきた。
収穫祭の麦わらで作った狼の人形とか、村のお祭の雰囲気が良い感じ。
しかし人間は自分達で実りをコントロールするようになる。
いつも“豊作”を可能にしたんでしょうか。
土地を護るために不作の年も必要としてきたホロは“きまぐれ”で、もう必要とされなくなっている。
村人との約束は失われてしまったのですね。
そうやって消えていった神がどれ程いるだろう、と思ってしまった。
生まれ故郷である北の国に帰りたい願うホロ。
・・・と言うわけで、狼で神のホロと、人が良さそなロレンスの旅が始まったわけです。
お洋服を着て、尻尾は隠れてますが、お耳が見えてますよ。
お帽子、買ってあげなきゃだよ、ロレンス。
相変わらず品揃えの悪い楽天ブックス、1、2巻は品切れです。
でもイラストのホロが可愛いから貼っちゃう。
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