治療方法【治療方法】エコー検査を行い断裂が確認されましたら、↑上記のメリット・デメリットを患者様に考慮していただきご相談させていただきます。 決して保存療法を勧めるような事は致しません。 あくまでも患者様とご家族に決めて頂きます。 当日に決められなくても、翌日から治療を始めても遅くはありません。 (出来るだけ早い方が良いです!) 御安心下さい! 1.まずはじめに、断裂部分が離れておりますので手で断端を合わせていきます。 (こちらはしばらくの間は毎日行います。痛くは行いませんのでご安心ください) 2.低周波・超音波を行い断裂部の癒合を促します。 ※症状により違いますが、2~3週間はできるだけ毎日いらして頂きます。 その後は1日おきでも結構です。(患者様とご相談の上) 【固定方法】 ↑プライトンにて足を固定します。(前面:指の付け根から膝のお皿の下まで・後面:指の付け根から膝の折れ曲がるところまで) プライトン(前・後)を3裂包帯2本と弾性包帯2本で巻きます。(固定がずれないように) 【固定期間】 症状により違いますが、約6週間固定いたします。 【歩行】 当日より「ガニ股で」歩いて頂きます。(不安な方には無理強いしません・松葉杖歩行) ※「ガニ股」歩きでは断裂部分は離れません!(筋電図で検査済み)筋力が衰えないようにします。 【入浴】 プライトン(ギプス)及び包帯はずせません。シールタイトを付けて入浴して頂きます。 【運動療法】 症状により違いますが、固定除去後に自動運動やチューブトレーニングを行います。 【治療の目安】 3ヶ月後に両足つま先立ちが出来るように。 5ヶ月後に片足つま先立ちが出来るように。 6ヶ月後に競技(スポーツ選手)復帰。 【保存療法と手術の差】 症状により違いますが、保存療法は上記を目標に治療しております。(人により症状や痛みが違うので、あくまでも目安です) 手術では、術後6週間以上ギプス固定を行い、5~6週間は加重歩行出来ません。競技復帰に6~8か月必要とする報告が多いです。 保存療法では、受傷日より歩行(ガニ股歩き)を行うため下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)をあまり働かせないで僅かであるが筋肉を使うことによって委縮を予防することできる。 【参考画像】 エコー画像です。受傷後6週間目の画像です。 はじめから撮っていたのですが、業者の人に間違えて削除されちゃいました(泣) ちょっと分かり辛いでしょうか? 右側が断裂した足。左側が正常な足です。 拡大画像です。↓のものと比較すると分かりやすいです♪ かなり修復してきておりますね。 はじめの画像があれば断裂部が分かりやすかったんですが・・・・ 10週目の画像 サポーターは装着しております。 14週目の画像 サポーターは除去してます。
また、上記で書きました再断裂の確立ですが今では大差ないようです。 たとえ再断裂しても、再び固定すれば繋がります。少し治療期間が長くなりますが・・・
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