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テーマ:DVD映画鑑賞(13626)
カテゴリ:自作小説
ども、よしぞーです。
レンタルでCUBEzeroと、CUBEnextを見ました。 借りたときは知らなかったんですが、CUBEzeroは、公式?正統?シリーズだったのですが、インターネットで調べると、nextはぜんぜん違ったようです。 でも、CUBEってのがずっと頭にあったので、そういう感覚で見ちゃってました。あはは。(笑) では感想を。 「CUBE ZERO」 2004年製作。カナダのホラー映画。監督はアーニー・バーバラッシュ。(誰?) キューブシリーズの三作目。 正統?シリーズと同じように、人を打ち殺す罠が仕掛けられた立方体の部屋の中で、出口を探すため、人間たちがさまよう物語。 CUBE、CUBE2ではキューブの内部のみが舞台。今回は外部にも話が及びます。 外部というのは、CUBEを管理している側。 CUBEもそれ自身が勝手に存在しているわけではなく、技師によって管理されているようです。 そのキューブの技師であり、天才的である青年エリック。 そしてキューブに捕らわれた女性、レインズを中心に、物語は展開します。 最初、罠にかかった人間が、液体をかけられて溶けていく描写からはじまります。 しかし、そんな残酷な光景も、管理する技師たちにとっては慣れたものだったりします。 やがてCUBEの存在理由を知ったエリックは、CUBEの中に送り込まれたヒロイン、レインズを助けにいくため、自らCUBEの中に入り込むという話。 これは、CUBE第一弾の、前の話のようです。 そして今回はCUBEの中だけではなく、そのCUBEを取り囲む世界にも焦点が当てられているのがミソ。 そこが描かれていることによって、CUBE世界の謎、未知なるものへの恐怖、荒々しい不気味さといった部分の、パワーやスケールの大きさといったものは弱まった気はします。 そうはいっても、細かい部分には、CUBEの謎というものは解明されないまま残っている気がします。それこそ色々とね。 一弾目のCUBEを見たときの衝撃に比べるとそりゃ弱いですけど、これはこれで、まぁ、楽しめるものでした。 「CUBE NEXT」 CUBEと名前がつけられているので、てっきり、CUBEシリーズの一番新しいやつかなぁと思って借りたのですが、ぜんぜん違っちゃいました。 見ているときは、CUBEの正統シリーズかと思って見ちゃってましたが。 CUBEの裏歴史的なものとして。 そういえば、CUBEIQのときも間違えちゃったんだよなぁ。 それはともかく、このCUBE NEXT。 主人公は発明家。子供のころから、発明の才能を発揮していたのですが、父親に勝手に特許の権利を売られていたり、ロシアからの亡命者である師匠に発明のアイディアを盗まれたり。父親に去られたあとは、母親が病となって亡くなったり、まぁ、不幸のオンパレード。 しかし、なんとか再起をかけようと、「CUBE」のアイディアでまた世に出ようとする。 だが失敗続き。それでも、なんとかがんばるのですが、いろいろとトラブル続き。 自分の部屋に入ってきた、好きな人を強盗と勘違いして棒でぶん殴ったり、警察にめをつけられたり、再び不幸な事故によって人を殺してしまったり。まぁ、すべてがうまくいかない。 やがて狂気の世界に入っていくが、最後には、CUBEを完成させる。 完成されたCUBEというのは、ちょっとはっきりとしないです。 心の中に入ることができる機械? 理想を具現化できる機械? パラレルワールドに行くことができる? 仮想空間を作ることができる? 次元をどうにかできる? なんというか、さまざまな可能性は考えられるのですが、これといってなんなのかわからない。 でも、俺はCUBEシリーズだと思っていたので、これが、あの巨大な装置、CUBEの基本形になったのかなと思って見てたりしましたが。(笑) ちなみに主人公のすべてがどんどん悪い方向に行き、狂気に蝕まられた時に、何度も、CUBEのアイディアを盗まれる、と妄想というかそういうものに支配されていくのですが、それを見て、なんだか、CUBEという映画の亜種のことが頭をよぎりました。 ある意味、最初の製作者というか、アイディアを思いついた者の嘆きな気がしました。まぁ、ちょっと考えすぎかもしれませんが。(笑) ともかく、サスペンススリラーということでは、なかなか面白かったです。 ふたつとも、初代CUBEと比べて面白かどうかとなると、やはり初代CUBEの方が面白かったといわざるおえないですが。 ただ、ネットで他の方の感想を見たら評判悪いのですが、俺としてはそんなに悪いできではないと思います。それなりには楽しめます。 まぁ、俺のハードルが低いからかもしれませんが。(笑) ところで、CUBEも、亜種CUBEも、狂気や、カフカ的不条理、などが肝なのかなぁと、見ながら思いました。 表面的には、CUBEという衝撃的な装置、仕掛けに目をうばわれがちだけど、中心にあるのは、やはり普遍的なもの、人間の存在というものがあるような気がしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月22日 18時19分09秒
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