04 TOY LENS WIDE をゲット♪
さて、今は無きPENTAX Qシステムですが、私の場合はボディが Q7 のオーダーカラーで、レンズは 01,02,03,06,07,後はフードとケースで打ち止めのはずでした。ですが、近所の HARD OFF で発見してしまったのです。黒い Q7+02 と 06,のセット。それから 03,と 04,です。黒いQ7+02 は魅力的でしたが 06 は普通の色だったし、色違いで揃えたいほど好きなカメラではありません。03,もすでに新品で購入しました。って事で今回は 04,をゲットです。箱は PENTAX ですね。リアキャップは付属しましたがフロントキャップは付属しませんでした。軽くて小さなレンズです。Q7だと換算33mm F7.1固定絞りの広角レンズとなります。以前 自分用Qシステムで 04,05,は不要と書いた気がしますが、実はその後、少しだけ気が変わったのです。03のオーバーインフを調整して無限を出した時、思いのほか最短撮影距離が短かったので近接撮影が楽しめるなぁと。そして思ったのです。04,05,もオーバーインフを調整すれば思いのほか近接撮影が楽しめるのではないかと。という事で、フロントキャップ無しでしたが美品を税込み¥2,700-で購入してきました。はっきり言ってクローズアップフィルターより安いくらいです。今回入手した個体は既に無限遠が出ていました。当たりの個体かな。普通なら当然のことなのですけどね。ピントリングの回転角度がこの倍あれば、もっと使い易いレンズになったと思うのですがね。そして予想通り近接撮影能力は高かったです。ですが、ピントあわせが非常に難しい。センサーサイズとF7.1の被写界深度でも、被写体が近いとピントが薄いです。と言うかピントリングの回転角度が少なすぎる。まぁ、この辺りの作りこみの甘さがトイレンズなのでしょう。以下から、手持ちのレンズと比較しながらの撮影結果を掲載しいます。04 で撮影。1/50、ISO1600、収差補正されないので微妙に歪んでいます。04 で撮影。1/50、ISO1250、-1.0EV、やはり少し歪んでいます。02 の望遠端で撮影。1/80、f5.0、ISO1600、-1.0EV、流石に良く写ります。04 で撮影。1s、ISO200、-1.0EV、三脚に乗せて2秒セルフタイマー使用。03 で撮影。1/30、ISO1250、-1.0EV、右隅に手が写り込んでしまいました。orz04 の近接撮影時のみ三脚と2秒セルフタイマーを使用しています。ピントがシビアで、思いの外ブレにも弱いという事もありましたが、ISO感度を落として画質を良くしたかったので。対する 03 の近接撮影は手持ちです。画角が広い分だけ 03 の方がブレに強いかもしれません。予想以上に 04 の近接撮影能力は魅力的なものでした。発売時に、この近接撮影能力をもっとアピールしても良かったのではないかと思うほどです。ですが、広角レンズとは言え、思いの外多い歪曲収差とピントリングの回転角度の少なさから、決して使い易いレンズとは言えません。風の無い穏やかな日中にて、野草や花々の近接撮影ならマクロレンズの代用が勤まるでしょうか。Q7の背面液晶は描写が甘いのでPCで見るまで厳密な撮影結果が判らないのも辛いです。デジカメと言うよりフィルムカメラの撮影感覚に近いかな。まぁ、一人でノンビリ散歩しながら撮影するのであれば悪くないかと思います。今時、新品で\5,000-近い金額を出して購入したならば微妙な気分になったかもしれませんが、税込み¥2,700-で購入できたので、まぁ、良い買い物だったと思います。さて、Qシステムのレンズも 05,08,を残すのみとなりました。まず 05,ですが 04,でさえピントリングの回転角度が少なく、ブレにも気を使うのですから、私にとっての実用性はあまり高くないと判断しました。換算90mmのマクロレンズになるかもしれないと考えると魅力的ですが、改造が前提となりそうですし、また中古を安価で発見すれば考えるかもしれませんが、たぶん購入しないと思います。また 08,は素晴らしいとの評価も多い広角ズームですが、換算17.5-27mmと言う画角は微妙です。もし換算18-35mmか14-28mmの画角であったのなら購入したと思います。このレンズを購入するくらいなら、m4/3でオリンパスの9-18/4.5-5.6(換算18-36mm)を購入します。もしくはもう少し奮発してパナソニックの7-14/4(換算14-28mm)ですね。なので、このレンズも購入する事は無いでしょう。これにてマイQシステム、真の完成を宣言させていただきます。あ、04,のフロントキャップとクローズアップレンズは購入するかもです。