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カテゴリ:思い出の映画
いつもお涙ちょうだい風の映画ばかりでしたが、今回は渋すぎるくらい男の生きざまがカッコいい『人生劇場』。もう大好きな任侠映画どえす。
違う映画からの引用ですが『男が男であった時代』ですよまさに。義理のために情を捨てる-今どきこんな事言ったら、愛想つかされて男の方が捨てられます。 出演は田宮二朗、高橋英樹、竹脇無我、渡哲也。167分の大作ですがまったく飽きさせません。監督の加藤泰の力量でしょうか。 ストーリーは長くなるので省きますがこの監督やたらローアングルのカメラで撮り、極端な時は着流しの膝から下しか撮らなかったり、その向こうに長ドス持ったもう一人がいてそのバックが真っ赤な夕焼けなんて構図が出て来ますがパシーッと決まってんですよ画面。 自分の立場考えてみるとこんな風に我を犠牲にして人の為に命なんか張れません。刑務所入ってる間に自分の恋人が弟分とできても「兄貴すまねえ」で済んでしまう世界。どんだけーです。 これは後半怒りが爆発しますが。 皆それぞれの生きざまのカッコいい事。 「俺も生きたや仁吉の様に」ままにならない世の中なれど死ぬ時に「これが俺の人生さ」と胸はって死ねたらいいよなあ。 渋すぎましたが今の世の中『偽』だらけ。せめて映画で『誠』を感じてみたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.16 19:09:48
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