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カテゴリ:思い出の映画
最近、映画の話題ってなかったし、ここらで一回バシッと!てな訳でも無いんですが、ここんとこの邦画って、若い男女の恋愛映画が多いような気がして。
うん!それはそれでいいんです(ジョンカビラかい!)否定しませんが若手の俳優さんって最近誰もが童顔すぎる気がするんですよ。しかも演技が一本調子で役柄かえても皆同じに見えたり・・・中には実力ある人もいるんですが。 あとやたら顔のアップが多い、人に語らせるのも大事だろうけど『風景に語らせる』って事しませんね。お互いのアップが交互に映されるより、少し引いた画面で風景を入れる事でぴしっと決まる事もあるんじゃないかななんて思ったり。 で、先日見たのがこの『五辨の椿』。主演が岩下志麻 加藤剛 監督 野村芳太郎。 天保五年の正月本所のむさし屋喜兵衛宅が不審火で全焼。 焼け跡から当主の喜兵衛、妻のおその、娘のおしのと思われる三人の死骸が発見されるが・・・その秋も終わりかけた頃謎の連続殺人事件が発生。現場には真っ赤なりんごではなく一輪の椿が残されて・・・て言う展開の復讐劇ですが、この映画の時志麻さん多分10代か二十歳そこそこだったんじゃないでしょうか。 この色気、妖艶さ今の女優さんで出せる人いるのでしょうか?監督からかなりしごかれたんじゃないでしょうか。163分という長丁場、一気にみせるのはさすがに監督の力量です。 ラスト俺唸りました。 もしよかったら一回みてみても損は無いと思いますが。 カメラも俳優の表情から怒り、恐怖、悲哀を見事に映しとりやりきれぬ終幕へと向かいます。 色調も全編ダークですが引いた画面が見事です。昔の映画はまさに風景にも語らせたんだなと思いますよ。 今の監督と若手の俳優でこれリメイクしたらまったく異質なチープな映画になるような気がします。オリジナルにまさるものは無いってことでしょうか? ちょっと私感が入ってますがいかがでしょう 語ってしまったかな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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