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山元洋介のリズムワークショップ

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Jul 11, 2006
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カテゴリ:音符
音符の解釈はリズムと密接に関係していますから、譜面通りに演奏していますと言っても一拍の音符の概念が違うと音符の表現の仕方が違ってきます。

ベースのフレーズで付点四分音符+八分音符+付点四分音符+八分音符・・・この音符はボサノヴァなどでも良く使われている音符ですが、こう言う簡単な音符を演奏してもらうとその人のリズム感、音符の理解力がすぐ判断できます。


音楽の基礎的な考え方として、色んな音符を演奏しても一つ一つの基本的な音符の基礎訓練が出来ていないと演奏中に色んな音符を弾いてもただの音の羅列だけです。


その事を克服していくには、まず1,2,3,4のリズムを徹底的に訓練しなければなりません。



少し楽器の音質について私が思っている事を書きます。


個々の楽器に於いて良質な音を求める事は当然の事です。

此処で問題なのが自分が求めている理想的な音を表現する事とリズムの関係です。


リズムを研究していく過程に於いて、必ず楽器の音質の問題も考えるようになります。


最初に音質の方にウエートを置き過ぎると必ずリズムが後回しになり、ある程度気に入った音で演奏できても音符の表現力が甘いと全体的にはもう一つ良くないという結果になりやすいです。


リズムを自分の身体に深く染み込ませるには相当の厳しい訓練が必要だと理解しなければなりません。


昔、米国に音楽留学している友人に聞いた事が、管楽器の練習でロングトーンを先生からしなさいと言われると外人は何時間でもロングトーンを練習していて、日本人の生徒もロングトーンをするのですが、先生がいなくなれば他の練習をしている人が多いと言っていました。


ロングトーンの練習は、色んな要素が一杯詰まっていますから、ただ音を長く伸ばせば良いだけではありません。


その中から当然、音質の事、音がぶれない(音程がふら付かない)、強い音が最初から最後まで出せるか等一つの練習から学べる事はいくらでもあります。


基礎訓練をしていく段階で、自分が考えている楽器の技術的な事も加味して練習し取り入れように常に考えて練習しなければいけないと思います。


管楽器などは、ロングトーンを演奏してもらうとその人の実力は一目瞭然です。


楽器の実力を知るにはロングトーンとスケールを演奏してもらえば十分です。


この一見簡単そうな事が、一番難しいと気付く事が一番大事です。


此処を気付かなければ何時までたっても進歩は無いと思います。






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Last updated  Jul 11, 2006 08:29:39 AM
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