山元洋介のリズムワークショップ

真のリズムを追求していくと悩みは増えます。

私自身も、師匠のところにオーディションで受かって地獄のような特訓が始まりましたが、今まで習ってきた事をすべて打ち消される訓練でした。


リズムの訓練とは、如何に基本の音符の長さを習得することが難しいかを思い知らされました。


一拍の音符の長さにこだわると言っても、リズムの感性が違う人には関係のない話です。


自分自身が求めているリズムは、これだと思う人だけが悩んだらよいだけです。



リズムを研究していくと、一つの音符を弾くのも怖くなるときが出てきます。


それほど音符を正確に弾く事は難しいと思えてくるのです。



誰しも、幼い時から音楽に携わっていると余程難易度の高い譜面でない限り演奏する事は出来ると思いますが、ここで問題なのが一流と二流とはどこが違うかと言いますと、音符の長さの捉え方が決定的に違います。



これこそが、リズムを追求するとどうすれば言いかが見えて来ます。



そして、その事が出来るか出来ないかはその人の気持ちしだいでしょう。



やり方が分かってやり続けていると、現状のレベルよりは進歩はあります。


リズムの訓練は、ここまでやったら出来る言う保証は全くありません。



とにかく、リズムを良くしたいと思うなら、確かなコーチを探し出して基本の指導を仰ぐ事から始まります。