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鉄道ファン注目 北陸線は「動く博物館」 金沢駅に放列 国鉄時代の名車両ずらり 今となっては貴重な急行能登と寝台特急北陸が隣り合う姿を撮影する鉄道ファン=JR金沢駅 JR北陸線が県内外の鉄道ファンから熱い視線を集めている。国鉄時代の名車両が現役で活躍しているためで、金沢駅では愛好家が盛んにシャッターを切る姿が見られる。 今月のある週末、午後10時過ぎのJR金沢駅。国鉄時代から走り続けるボンネット型車両の急行「能登」と寝台特急「北陸」を、10人近いファンがさまざまな角度から撮影していた。両列車とも金沢と上野を結ぶが、上野では隣り合う姿は見られない。 週末を利用して撮影に訪れた東京の会社員、西村裕二さん(34)は「北陸線は『動く博物館』であり、『日本の宝』と言ってもいい。金沢の人がうらやましい」。月1回は撮影に来る金沢市の会社員男性(32)によると、今年のゴールデンウイークには能登と北陸を撮りに30人近いファンが詰めかけた日もあったという。 NPO法人ヘリテージ・オブ・レイル北陸の岩谷淳平理事長によると、全国的にほとんど見られなくなったクリーム色に赤ラインの国鉄型車両が毎日走る北陸線は「ホットな路線」。一時代を築いた寝台特急も大半が廃止となった今、能登と北陸が隣り合う光景はひときわ貴重だ。北陸線の普通列車に使用されている急行型車両にも根強いファンがおり、岩谷さんは「うまく活用すれば全国から愛好家を呼ぶ魅力になりうる。マナーと安全を守りながら楽しみたい」と強調する。 鉄道部品買い取り・販売業「カラマツトレイン金沢店」(金沢市此花町)の石田満店長によると、全国で旧国鉄車両が姿を消す中、北陸線への注目は高まっており、ここ1年ほどで客は増えている。東京や名古屋などからも来店があるという。 北陸線以外にも、富山ライトレールなど北陸の鉄道に見どころは多い。一方、今月末の北陸鉄道石川線鶴来―加賀一の宮間廃止、2011年春までの国鉄色雷鳥の引退、2014年度末の北陸新幹線金沢延伸など、変化も迫っており、注目は続きそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年10月22日 19時42分32秒
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