you are not alone

恐かったことも、辛かったことも、音に合わせればいつの間にか優しい想い出になってしまう。
顔を合わせれば、喧嘩していたり、意見が食い違っていつだって我を通した。
でも、それも悪くないのだときっと思っていたに違いない。

あの時憧れていた青空と、今見ている青空は何も違わないのに、何かが違う気がしてならない。
あの頃は、ここから逃げたいと思っていた。それと同時に、自分の甘えに嫌気がさし、人に笑顔を振りまくコトなんて出来なかった。
今から見える昔と、昔から見たあの時間はきっと違うはず。

過ぎた過去や、出逢った人を許せない時もある。
でも、ふとした瞬間、自分の中には確かにその時間が空間として存在していたと気が付くと、笑ってしまうほど許せてしまうのだ。

それは、その時間も出会った人も、自分も今の自分の中に存在してるから。

傷ついたこと、笑ったこと、沢山あった。
時間は刻一刻と過ぎてゆく。いつか、また笑ってこの時間を今度は想い出として味わえるであろうと思う。

これは、決して自分だけが感じるモノではなくて、その瞬間や要素が集まれば誰だって味わうのです。

自分がしてきたこと、間違いでも、狂ってもない。ただ、思いのままに歩んできただけ。
それだけなんです。

気が付けば、もう７月も過ぎゆきます。
僕が辛かった日々が始まります。もう、辛くなんかないんだよって自分に言ってみたとき、自分は胸に手をあて、ほっとしたように涙を流すのです。

何が悪かったってワケではないのです。
楽しかった日々がちょっと歪んでしまっただけなのです。笑えない日々があっただけなのです。
これからは、笑える日々がやってくるに違いないのです。



「きみの　て」
作詞：持田香織
作曲：ＨＩＫＡＲＩ
編曲：ＨＩＫＡＲＩ＆Every Little Thing

さっきから　降り続いたままの　秋を誘い連れる雨
見事な程、この僕を　　　隠すように

君に言えたらよかったコトバ
「ありがとう、沢山の日を」
僕はまた　こうして少しずつ　忘れてしまうのかな


楽になるためでなく　いい人ぶるつもりでもなく
僕の好きな笑顔を　もう　絶やさないで

僕へと触れつづけた　その手はやさしかった
何気なくそして強く　僕は　いつも　守られてた

この部屋から見えるもの　すべて今また違って見える
君がいた　それでもう　僕の　特別だった


諦めではなく　無理しているつもりでもなく
思いのまま遠くへ　愛を解き放って

僕へと触れつづけた　その手はやさしかった
何気なく　そして強く　僕は　いつも守られてた


君が溢れた僕の　この手が　　握りしめる
さり気なく　だけど　強く
僕はゆくんだ　君からゆく



繰り返しながらも　どうしようもなくなりながらも
儘ならぬ僕は　愛を　見つけて　見つめて
想い果てぬまで


僕へと触れつづけた　その手はやさしかった
何気なく　そして　強く　僕はいつも　守られてた

まだ降り止まぬ雨は　やがて花を　咲かすだろう
僕を隠すためじゃなく　僕をもまた　咲かすのだと

一日中降り続いてゆく　秋を誘い連れる雨