感想文その4
広汎性発達障害に関する本です。いつもの手芸の記事ではないので、興味ある方だけどうぞ。【送料無料選択可!】自閉症の僕が跳びはねる理由 続 (単行本・ムック) / 東田直樹/著「自閉症の僕が跳びはねる理由」東田直樹自閉症である中学生の男の子が書いた本です。なぜ跳びはねるのが好きなの?オウム返しになるのはなぜ?こだわりはなぜあるの?おもちゃを一列に並べるのはなんで?どうしてスケジュールが必要?どうしてパニックになるの?どうして耳ふさぎするの?・・・・などなど、本人が答えを書いてくれているのでとても参考になります。むしろ親や学校の先生、できれば友達も・・これを読んでくれたら、どんなに自閉の子供が暮らしやすいだろう。行動の裏にある気持ち、言葉にできない辛さ、とまどい・・・みんなに知ってもらえたら親としても嬉しいな。もっと早くに出会いたかったと思える本です。図書館で借りたのですが、すぐに「買おう」と思った一冊です。【送料無料】当事者が語る異文化としてのアスペルガ-「当事者が語る異文化としてのアスペルガー」服巻 智子:編著 クリエイツかもがわたくさん紹介したい内容がありすぎて、読みごたえもたっぷりな一冊です。とくに印象に残ったのが、「コンピューターはアスペの人がアスペの人のために作ったものである。それはコンピューターが純粋に論理的であり、社会問題など関係なしに、こちらが指示したとおりに従ってくれるから」という部分。そうかも!息子も機械大好き。誕生日は「iPad買って」というくらい。機械好きな子って多いんですよね。もうひとつ「いま、お母さんが子どもの手を握ってるよね。これは子どもが走り出して車道を勝手に渡らないようにするためなんだよ」(父親もアスペルガーで、本人が苦労したためにアスペルガーである娘に対して「生きたナレーション」として説明してくれた)という部分。↑こういう説明ってとても大事だと思います。ニキ・リンコさんの本を読んだ時にも「行動や言葉の意味を誤解してしまう」と思ったのですが、息子も散歩中やテレビを見ながら「なんでこの人はこうしてるの?何考えてるの?」と質問してきたり、「大体想像できるであろう事柄を誤解やスルー」してしまったりすることが多々あります。なので、私も1歳ころから「どこで何をするか」「なぜするか」「例外もあるよ」の3点セットで様々な場面で言うように心がけてます。とくに「例外あるよ」は大事かな。例外を認められないと、おかしな場面で人に注意してトラブルになることもあるだろし。また、注意しないと気が済まない!ってくらい真面目な一面もあるのが特性なのですよね(人にもよりますが)読み応えがあるので、1週間くらいかけてメモをとりながらゆっくり読みました。編集されている服巻さんの本も以前読んだことがあり、機会があれば講演なども聞きに行ってみたいと思います。