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カテゴリ:音楽理論・楽器・作品紹介
よーし!日付は変わった!! さっそくですが楽器マニア第7弾! Ibanez RG Limited Edition
日本の大学に入学した直後のバイト代で買ったRG。S540と同じマホガニーですが、こちらはオイルフィニッシュ。何度もレモンオイルを塗ったので、かなりイイ感じの風合いが出てます。 実は市販のレモンオイルは、廃油利用のものが多いため、選ぶ時には注意が必要です。が、「廃油」と聞くと一瞬ひいてしまうだけで、音質にさほど影響はありません。あっても「気のせい」程度。 SとRGが大きく違うのは、22フレットと24フレットでPUの位置がことなり、音色が変わる、ということです。RGは24フレットなので、ハーフトーンの音色がフェンダーとは大きくかわります。 そんなこともあって、Sの方を利用する機会が多くなってますね。このRGは「実験用」と化してます。
そんでも、やっぱりっていうか、なんて言うか、V90Sは外せません。。。これはフェンダーに付けたV90Sふたつを引いた、3つ目。のこりものです。バルトリーニ好きです。はい。あとは純正なので、ポットは重いし、演奏でガンガン使うには、もう少し詰めが必要ですね。 このギター、今後のプロジェクトで再生してみましょうか。。。。
1991 Fender Custom Shop 57 Stratocaster Mod. by Guitar Violence
ボディーは3plyのエリック・クラプトン仕様。ネックもハードVです。
僕はもともとクラッシックギタリストなので、Ibanezのようにネックが薄いギターには抵抗感ありました。指の曲がり具合が違うと、拳しょう炎になったりします。今はもう慣れてしまいましたが。。。 それがこのギターは真ん中の高いネックで、しかも大型Uネックのように重量バランスが崩れない、というわけで、かなり気に入ってました。 このギター、いろんな工房で改造したので、大変なことになってます。 USA Custom Shop 旧ロゴです。Fender Japan のCustom Editionのロゴとよく間違えられます。。。。
初めはESPで改造。シングル5つが乗るようにザグリを入れ、V90Sを3つ、Little59、JB Jr.を載せてました。 クロコダイル・ペグは、今は亡き野沢氏にMoonで付けていただきました。
あと、Gotohじゃない時代のWilkinson VS Vintageに変更してありますが、錆びがひどいです。
それでしばらく弾いてましたが、どうもJB Jr.が気に入らず、フルサイズのトレムバッカーJBをつけるべく、あちこちと凄腕クラフトマンを求めてさまよいます。 そして、最終的に、今は病気のため隠居してしまっている土屋氏の店、ギターバイオレンスに持ち込んだのです。国内外の有名ギタリストのリペアを手掛けておられる、かなり職人気質な方でした。
当時、ギターバイオレンスの「チャンネルロッド」という、コの字型のトラスロッド補強材の入ったネックに付け替えられたギターを弾かせてもらいましたが、まるで初めて宇宙遊泳したような錯覚にとらわれました。 そのせいもあってか、ネック付け替えのお客さんが後を絶たず、フェンダー、バリーアーツなど、名だたるブランドのネックが、あたかも取った首のように、ショップにつる下げられており、時折はえたたきとして利用されておりました。 何回か訪問させて頂き、何度もギター哲学を聞かせていただき、そしてついに 「その糞ギター、見してみろ」 と言われ、何とか希望通りのセッティングにしていただきました。ぼくもネック交換に踏み切りたいところだったのですが、予算がありませんでしたので、そのままフェンダーVネックです。 1週間して完成したギターを見た時は大変感動!!しました。何せ、ノイズが全くない!!のです。 しっかし、あちこち何度も改造したので、終わってみればギター本体込みで五十万円近くつぎ込みましたよ。初めっから土屋さんにあえたら良かったんですけど、ね。 土屋さんには、楽器以外にも、大変な影響を受けました。 渋谷から稲毛まで行くと、「おう、良く来たな」と、地元のオイシイお店で御馳走になりました。 それまでギターひと筋で、何にも知らなかった僕でしたが、オンナノ人が「いらっしゃーい!」と、割りばしを割ってもらえるお店に、初めて連れて行って頂いたのも、土屋さんでした。御店では、ずっと肩を揉まされましたが。。。。 「金と女は追いかけるなよー」 突然土屋さんが言いました。 「いや、お金も女も欲しいんですけど、それじゃ、どうすりゃいいんですか?」 僕は聞きました。 「いいか、おまえはそこで『良いものを作ろう』って一生懸命やってろ。そうすりゃあな、金も女も自然と付いてくるもんだ。」 大学生で金なし、彼女なしだった僕にとって、今まで「こうなんじゃないか?」と、半信半疑に思ってやってきたことに、確信を与えてくれた言葉でした。 その言葉を携えて渡米したんですが、結婚して2児の父となった現在でも金言になってます。 なので、帰国して土屋さんが引退されたことを風の便りに聞いた時には、非常に残念でした。 かれこれ十年になりますが、もう一度お話してみたいですね。
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Last updated
Nov 5, 2008 12:25:39 AM
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