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カテゴリ:シュミやら何やら写真
と、いうわけで、 前回は、日中の明るい被写体を、明るい標準レンズの絞り開放で撮影するために、シャッタースピードとISO感度でEvを適正に調整しようとすると、1/4000秒のシャッター速度やISO100では足りない場合がある、ということでした。 これは逆に、表現手法としてシャッタースピードを変化させて、例えば「流し撮り」したい場合などでも、同様にダイナミックレンジに制約される部分が出て来ます。 特に、滝や噴水など、流れている、あるいは空中を飛んでいる水なんかを撮る場合などにも、大きく影響してしまいます。 快晴の日向で噴水を撮る場合などは、1/3000でもこんな風に 撮れます。 よく見ると、水滴が止まって写っています。。。 1/4000秒、F1.4、ISO400です。 1/3000秒だと、ある程度写りますが、まだまだEvが足りないカンジ。 そこで、後エディットでEvを上げますが。。。 うーん、ダイナミック!! んが、画質的には、この大きさならまあ見れなくはない、という程度。等倍では、かなり荒れています。。。これはISO感度を上げても同じ。少なくともISO100に比べると、画質が格段に低下しますんで、レンズは明るい方がイイ、F1.4でも限界がある、という話になってきますよね。。。
一方で、
楽天ブログのテンプレートなんかにもなってる、清流の写真
の表現なんですが。。。かなりこの時期清涼感のある感じがします。 これ、水の描写を見れば判るんですが、シャッター速度がかなり遅くなっています。 2秒以上であることは確実なカンジと見受けましたが、どうでしょうか。。。 試しに、お茶の水の人工滝でこれをやってみたのが、前回のポスティング だったわけですが。。。SS1/10秒です。 試しに、今日と同じ構図で、この「流し撮り」をやってみると。。。 とまあ、かなり涼しげにはなります。ちなみにSS1秒。テブレ補正の無いカメラでは相当厳しいです。まあ滝の高さにもよりますが、おおむね1~2秒で結構効果は出ます。手ぶれ防止が無ければ、三脚がありますし。 しかし、お気付きのとおり、シャッター速度が遅いということは、今度は白トビが出てしまう、ということですんで、そこんとこを調整してます。 調整しないと、こんな感じ。 1/3000秒と比べてみると、全然違うシーンですよね。 同様に、この人工滝全体で、SS1/3000と1秒とを比較すると、こんなです。 SS1/3000秒。 明るすぎるので、Evダウン。 撮ってる方も、かなり涼しい気がしてきますねー。 それで、日中の日向でこれをやろうと思ったら、白昼堂々SS1秒以上をやらなければならないということです。そうなったら、絞りF22における高い描写が要求されます。。。 けど実際には絞りすぎると画質が落ちる。なんで、画質的にはF16ぐらいが限界でしょうか。。。 というわけで、ある特定の状況における表現手法のダイナミズムは、レンズのスペックもそうですが、本体のスペックでも制約されるんですねー。
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Last updated
Aug 9, 2009 09:46:59 PM
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