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カテゴリ:シュミやら何やら写真
と、いうわけで、
Pentax K-m
この辺り、大伯父さんが病院を開業していた関係で幼少時代から毎年訪れていた地域ではありますが、私の育った城西地区とは全く異なる印象を受けたのを覚えています。 正直、当時は下町なんてあまり好きではありませんでした。 何故って、空気が淀み、窓の景色も見えず、轟音が車内まで聞こえる「地下鉄」が嫌いだった、という単純な理由なのですが。。。 Pentax K-m それで、高校生時分には、学校をサボっては東横線1本で行ける横浜辺りを徘徊していました。 下町が面白いと思えるようになって来たのは、大学生になってから。自分の育った渋谷近辺は下町と比べても歴史が浅く、これと言って見るべきものが無い。表参道~赤坂~六本木なんかも、なあんか嘘くさい。 おりしも、渋谷近辺に「チーマー」なる集団が徘徊するようになって、「危ない」とかそういうのではなくて、「下品」な町と化してしまっていましたし。 それに比べて、下町は大らかだったと思います。 Pentax K-m 千代田線や常磐線などが乗り入れている北千住。当時の実家は、その反対側の終着駅でしたので、ちょっと遠い。 しかし、毎日利用する電車の終着駅「北千住」や「我孫子」、いつも気にはなっていました。 そして偶然、大学生になると、この近辺や、東京寄りの千葉に友人が住んでいる、というケースが増えました。 そうした渡米前の嘗ての友人と再開して、また話をする機会があるとしたら、きっと懐かしいでしょうけれど、思い返せばそうした友人と初めて会って話をした時も、なぜか「懐かしさ」を覚えた記憶があります。
Pentax K-m そして、北千住にも頻繁に降り立つようになります。 よく言われる「下町人情」もそうなのですが、人間臭さというか、都内でもここだけは「別ルール」で町が機能しているかに思えました。 Pentax K-m 友人に会いに行く道中、また友人と連れ立って、電車でいくつもの川を渡ってゆくのが、たまらなく好きでした。 Pentax K-m 夏場に一度だけ、自転車2人乗りで河原をかっ飛ばしたことがありますが、あの感じ、一生忘れられない爽快感です。 Pentax K-m 河原を歩いていたら、夕立が降って来て、土手を駆け下りて路地に入り、借りた軒先に咲いていたアサガオも、遠い記憶の中で私の中の「下町」にアイデンティティを与え続けています。
Pentax K-m あれから10年、本日その路地を訪ねましたが、再開発されてマンションが立っていました。
Pentax K-m 時代の流れというものは誰にも止めることは出来ませんが、来年の夏あたりには、想い出の路地を写真に撮りたいな、なんて考えていましたが、どうやら想い出の中だけで大切にしなけなければならない光景となってしまったようですね。。。
Pentax K-m ま、そんな脳裏の光景は、どんなに美しい写真よりも美化されてしまうことは確かです。。。私のような初心者の写真など問題外でしょう。 と、いうわけで、北千住を後にして、浅草へ向かいました。 本日のお題は、通称う○こビル&吾妻橋です。。。 Pentax K-m フィルムでも撮影しましたが、本日はうっかりレリーズを自宅に置いて出て来てしまいましたので、もしかしたらブレブレの写真になってるかもしれません。。。 んなわけで、とりあえずデジタル版です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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