お勧め本
二十一世紀への手紙~私の実感的教育論~ 曽野綾子・著 題名からも想像できる通りこの本の初版は1992年です。しかし、ちっとも色あせない骨太のゆるぎない教育論が書かれていることに感服します。「教育論」とか云うと、すぐに私のことを教育熱心教育ママという色眼鏡で判断する方もいらっしゃいますが、息子は学習塾ひとつ通わせてませんのでそのへん宜しくです(笑)そもそもなんで教育熱心だったりすることがマイナスイメージで伝えられてるのかイマイチ分からないんですけどね~この本は、1984年から3年間国の臨時教育審議会の役員であり一児の母であり、各国を飛び回るボランティア活動のプロである作家の曽野綾子さんが、本当に実感された教育論を分かりやすくお書きになったものです。そこには常に暖かい眼差しを感じます。背筋を伸ばした精神を感じます。人間への愛に満ちた筆さばきを読み取ることが出来ます。まず、しょっぱなから彼女は教育の責任者の第一は、自分である。すくなくとも、小学校五、六年くらい以降は教育の責任のほとんどは自分にある、と言わねばならない。と論じます。ワタクシ、ちょっと目からウロコでしたそしてもっと幼い子供の場合はどうだろう。責任のほとんどは教師ではなくて、親にある。教科書がよくないと思えば、親はその間違いをじっくりと教えればいい。誰もそのことを妨げる人は一人もいないのだから。と続きます。そうだ!そうなんだよね。家族はチームだ!もっと会話をしろ!(by齋藤孝)なんだから、その手があるわけデス私は齋藤孝フリークなので、基本的に自分の本には三色ボールペンで線を引きながら読みますしかし、この本引きませんでしたなぜなら、全文最重要赤ペン決定だからデスいや、マジでいい本デス色々となってないワタクシには耳の痛い話(敬語の話とかは特に・・・)もてんこ盛りでしたけど出会えてとてもよかった本なのでここでお勧めさせていただきました