沈まぬ太陽
魂が、震える。久しぶりの日本映画です。渡辺謙が出ているという理由で鑑賞しましたが、3時間30分という長編映画で10分間休憩がありました。そのおかげで観終わったあとは腰が痛くてしょうがなかったです。客層はおばあちゃん、おじいちゃんで若者は僕だけでした。気作家・山崎豊子による同名ベストセラー小説を、壮大なスケールで映画化した社会派ドラマ。壮大に疲れた。それしか言えないような・・・シンドラーのリストを観たときより長く感じた気がします。まあ前編、後編に分けたらヒットしないでしょうね。渡辺謙の演技は問題ないのですが他がダラダラと会話ばかりでキツイです。飛行機が墜落したのに国民航空のオお偉い方々はお金で解決しようとします。それに遺族が大激怒し、ギャーギャーと騒いでいました。これが実話なのだからすごいですよね。渡辺謙はこの遺族のお世話係という名の仕事を担当するのですがこれがまた、キツイお話です。仕事を捨てて逃げたほうがマシかなと思います。海外ロケもやってましたがただ左遷されてアフリカやアメリカに行くだけで、たいして重要性はありません。しかし、アフリカで自由に狩をしたり、酒に酔いながら、黒人の子供たちとサッカーをしてるシーンは見事だと思いました。自分なら海外勤務をしろといわれたら、喜んで引き受けるのですが、この映画だと渡辺謙は発狂して部屋で銃を乱射するなどの狂いっぷりを披露します。 スッキリしない終わり方でした。しかし夕日は壮大だった・・・。【ストーリー】国民航空の労働組合委員長・恩地(渡辺謙)は職場環境の改善に奔走した結果、海外勤務を命じられてしまう。10年におよぶ孤独な生活に耐え、本社復帰を果たすもジャンボ機墜落事故が起き、救援隊として現地に行った彼はさまざまな悲劇を目の当たりにする。そして、組織の建て直しを図るべく就任した国見新会長(石坂浩二)のもとで、恩地は会社の腐敗と闘うが……。当分、日本映画は観ないだろう。体力を使いすぎた。→→