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カテゴリ:☆結香のつぶやき☆
あの日もこんな夜だった。
降りしきる雨と吹き荒ぶ風の中。。 その中をあなたと走っていた。 雨の中を走るなど。。 ましてや暴風雨の中を走るなど・・ 生まれて初めての私。 前を走る車は・・ 水の中を泳ぐようにさえ見える。 私は前を見ているだけがせいいっぱい。 私の震える手はしっかりとハンドルだけを握り締め・・ あなたの話す声も雨風によってかき消される。 何も聞く余裕さえない、私の顔を自分の方に向かせて 「大丈夫。オレがついてる・・信じろ。」 そう言った。 そう・・全てはあの日からはじまった。 送迎バスも行ってしまい・・ 人影もまばらになったロビーに佇む私に あなたは「送っていくからちょっと待ってて」 それからあなたとの距離は急速に縮まった。 時を経て・・・ 私はあなたとのことはもう終わりにしようと思ったその矢先 ケータイは一通のメールを受信する。 「あの日もこんな夜だったね・・おまえのことはいつも思っている」 涙があふれた・・思いはひとつ。 やっぱり終わりにはできない・・ いくじなし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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