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2021.10.10
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カテゴリ:絵本と読書


木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか【電子書籍】[ 増田俊也 ]
私がこの本を読むきっかけは
今年のオリンピック期に
日経の何でもランキングで
スポーツの熱、味わう名作ベスト10で気になったからだ。柔道にハマっていたし。
今の柔道が確立されるまでの歴史や
最強と言われた木村氏がいかにして強くなって来たのか様々な逸話が紹介されている。
誰と戦って勝ったと言われてもよく分からないが
プロレスに移籍し、力道山との世紀の一戦で木村氏の人生が狂う事になる。
白黒の映像でYouTubeでも見ることができるその試合は八百長や裏切りがあったかもしれないが
素人目で見ても木村氏劣勢。
鬼の木村と言われても人の子。
油断や隙があったのかもしれない。
その後の人生は運に見放され気の毒とも言える。
木村氏は不器用だし、素直すぎたのかもしれない。
晩年は指導者とし、家族に見守られ息を引き取る。
一方力道山は40歳で殺傷事件で死んでしまう。
試合に勝ち、華やかな人生を手に入れた力道山は不遇の死に遭い
裏切られ試合に負けた木村氏は生を全うする。

負ける事が嫌いだった格闘家は
その根底にハングリー精神がある。
そのハングリーさは決して
豊かさや富からは産み出さない。
貧しさや乏しさから這い上がる力こそと感じる。
昭和の格闘家は勝ちに拘り
時に人を信じすぎたり、疑うことを知らなかったり、浅はかな人間味を持ちつつ
力の強さで人間の大きさを図っていたのかもしれない。
けどもう武力行使の時代は過去なのだと思う。
どうして力道山を殺さなかったのか?
それは木村政彦が識者だったに過ぎない。
だから最強なのだ。





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最終更新日  2021.10.10 21:49:48
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