カテゴリ:「二人羽織とはず語り」
2023朗読「二十歳の原点」ヴィオロン公演の感想の抜粋です。 ☆ 「二十歳の原点」をこんなに大勢の方と共にできて とても心がふるえました。 去年20歳でお聴きして、今年は21歳で拝聴して 想うことが多くありました。 ☆ 20才のとき、1月2日から日付を重ね読んで以来、 約5年ぶりに春日さんのお声を通して日記を拝聴しました。 20才の頃理解できなかったことも、 今再読すればまるで自分のことのように思えることも 沢山ありました。 今日のことが希望になり、またこれからも生きていけそうです。 ☆ 高野悦子の陰鬱っぽい調子に 時代の郷愁と同じく陰鬱な自分の心情とを重ねて 聴いていました。 生きることは苦しいものなのだろうかと 彼女の呼吸を聞きながら、 当時の彼女の魂の存在を感じていました。 最後の森林の詩は、 人間の深い意識の下部に降りていくような感じで 村上春樹の「海辺のカフカ」を想起しました。 彼女よりももう歳をとって学生でもなくなった自分の中に 悦子と同じような少年の投げやりな無責任な部分が よく残っているのだと実感も覚えました。 僕にとってそれは希望かもしれません。 ☆ 初めて母と参加しました。昨年30歳になりました。 もう少し早くこの本に出会いたかったと思います。 ☆ 高校生の頃、シアンクレールでこの本を読んでいた頃の 私の原点を思い出したくて来ました。 高野さんの三倍も生きてきて 自分の人生(3倍という月日)の重さを 感じることができました。 ずっと高野悦子と対話してこられた春日さんの声を通して 高野さんに再会(ほんとうに会ったような気がする)できて よかったです。 ☆ 高野悦子さんと一つ違いですので 青春の悩みがよくよーく解ります。 非常にその当時がよみがえりました。 今は老いさらばえて奇跡的に生きています。 ☆ 今年もお聴きできてよかったです。 やはり最後の詩がよいですね。 4月久しぶりに京都に行きました。 高野さんの頃からだいぶ変わりましたが 本がいまだに読みつがれていて嬉しいです。 ☆ 初めての「二十歳の原点」朗読会でした。 鉄道自殺という選択をしたということで 聴く前は重苦しい思いがありましたが、 高野悦子が自分を見つめ必死に生きたということを 今回の朗読会で感じました。 改めて本を読もうと思います。 ☆ 2回めの参加になりました。 悦子さんには休息が必要だったのかなあと思いました。 悦子さんからエールをいただき元気をもらいました。 ☆ 初めて参加してから10年くらいになるかと思います。 コロナ禍で中止になった年、 日程が折り合わず不参加だった年などがありましたが、 7・8回は参加させてもらったことになります。 今回は「ひとりであること」に 焦点を当てた構成だったかと思いました。 当時の状況や学生運動を知らないであろう 若い世代の参加者が多かったのが希望のように思います。 ☆ 今回は「生活」を感じました。 京都という街は悦子にはどう見えていたのかな。 ☆ 今年は独りが刺さりました。 昨年までは母の視点で悦っちゃん死なないでと思っていましたが、 今年は対等な視点でグサグサと刺さっておりました。 ☆ 私は筑波山や岩手山を見て育ったので、 京都の北山を懐かしく思う気持ちについて、 今回初めて気付き、とても共感した。 山が見える安心感、不動っぷりが 何かこう地上に引き止めてくれる気がする。 ☆ 今日はまた違った印象でした。 悦子さんの内面がより伝わってくるというか 社会的なことよりも より自身の内面と向き合うところを感じました。 それだけに生きづらくなった部分もあったのかと思いました。 ☆ 逃げ道を自分でふさいだのが残念。 俗に生きるのも人生だったかなと。 ☆ 今回で何回目でしょうか。 毎回自分は何に気付けるだろうか。 少しは近付けるだろうかと思いながら参加しています。 今回は彼女のコトバの中に人としての真っすぐさ? 真っ当さを感じました。 社会の流れの中で「自分であること」を 手探りで求めて行こうとする姿に 「自分」があることに気付けずにいる人にはなるまいと 感じるのでした。 ☆ くり返し二十歳の原点を聞く中で 悦子が生きた時代背景が少しづつ分かってきました。 またお母様の気持ちも痛いほど感じました。 娘と玲さんの朗読をいっしょに聞けた 幸せをかみしめたいと思います。 そんな親子の方がまたいらっしゃるといいなと思います。 玲さん、お元気で続けて下さいね。 ☆ 今年もあなた(悦子)に会えて嬉しく思います。 あなたは自分を臆病者だと言っていましたが 自分で決めて行動に移したことは臆病などではなく 自分に素直なのでしょう。 臆病と素直はコインの裏表、 どちらも自分自身に忠実なのでしょう。 今年もあなたに近づけた様な気がします。 螺旋時空の傾きが重なってきたのでしょうか。 ☆ R座の本棚で本に出会いました。 自死を選んだ人の日記からは私は絶望を感じますが それでも希望が見える気がします。 私も生きていきます。 ☆.。.:*・゚☆♪☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆♪☆.。.:*・゚☆♪☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆♪☆゚・*:.。.☆ 朗読『二十歳の原点』 原作 高野悦子 独りであること、未熟であること、 これが私の二十歳の原点である。 高野悦子(1949-1969) 昭和24年1月2日、栃木県生まれ。 昭和42年、立命館大学文学部史学科に入学、 京都府で下宿生活を始める。 昭和44年6月24日未明、20歳6ヶ月で鉄道自殺。 中学校2年生から大学ノートに書き続けていた日記が父親によって整理され、 「二十歳の原点」「二十歳の原点序章」「二十歳の原点ノート」として刊行、 ベストセラーに。 この公演では、高野悦子が20歳を迎えた昭和44年1月2日記から、 死の前々日であった6月22日までの軌跡を、朗読でたどります。 会場は、日記に登場する愛読書の数多くが並ぶ読書館、 京都の喫茶「しあんくれーる」を彷彿とさせる名曲喫茶。 ――― 今宵、彼女の残した心の花が、 一杯の珈琲と共にそっと薫り立ちますように。 ☆.。.:*・゚☆♪☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆♪☆.。.:*・゚☆♪☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆♪☆゚・*:.。.☆ 2023年 ● 6/10(土) 18時30分開場/19時開演 終了しました 【阿佐ヶ谷】名曲喫茶ヴィオロン 1000円 ● 6/23(金) 19時45分開場/20時15分開演 【高円寺】アール座読書館 2000円 開演の30分前に開場致します。 なお準備の都合上、開演15分前までに ご来場下さい。 各回、喫茶店の趣と演出が異なります。 詳しくはお問い合わせ下さい。 ご予約の上ご来場下さい。 ご予約・お問い合わせ、チラシの送付などは kirakiracrayon(あっとまーく)yahoo.co.jp へお寄せ下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年06月22日 09時38分34秒
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