遊戯三昧

2006/07/17(月)14:32

手始めに。。。

ちょびっと怖いお話し(4)

まずは体験談からいきましょうか。 皆様幽霊って見たことありますか? 幽霊なんて存在しない!なんて方もいらっしゃることでしょう。 私も怖がりなので「いない!」と言い切りたいのですが・・・ 一度だけ・・・見てしまったのです・・・・。 まだ私が小学生3年か4年の頃のお話。 家族で田舎に移り住んで、慣れた頃だったか・・・ 我が家では少し大型の雑種のわんちゃんを飼っていた。 毎日散歩に行くのが私の日課で、 家の周りの田んぼ道をぐるぐる回るだけの散歩コース。 しかし、その日は母と母の友人の3人で散歩に出かけた。 いつもの散歩コースより少し長めのコースを歩いていた。 時刻は夕方5時くらいだったかな・・・ 夏の夕方だったので、まだまだ明るかった。 3人でワイワイおしゃべりしながら、ある場所で足を止めて ワンコが用を足すのを待っていた。 その場所は昔何かの工場があったところだったのだが、 その頃には、もう工場は封鎖されていて、 大きなシャッターが閉まったままになっていた。 工場の周りは田んぼや畑でわずかな民家があった。 3人でぼんやり田んぼの方にむかって夕暮れを眺めていた。 すると・・・・ 田んぼの真ん中あたりから突然男性が現れたのだ。 田んぼのおじさんかと思ったのだけど、 格好が似つかわしくない・・・。 その男性は遠目から確認するかぎり、中年くらいで 半そでのワイシャツにスラックスといった姿。 そのまま、スーーーーーと進むと、 工場の方で消えてしまった。 顔面蒼白である。 「今の・・・・人・・・やんな・・・?」 「うん・・・けど・・歩き方変やったよな・・・?」 こんな会話をしながら、恐る恐る男性が消えた場所を確認 しようということになった。 消えたあたりを見回すが人の姿もなけりゃ、隠れる所もない。 しかも、その男性が通ったところには田畑に水を引くための 用水路があり、幅も2メートルくらいはあった。 スーーーーーーっとは進めない。 半べそをかきながら母の手をしっかり握って家路についた。。。。 その話を地元の人に話したところ、 今は廃墟となっている例の工場の持ち主は 会社が倒産してしまい、その工場で首を吊って亡くなったという・・・。 私達が見た男性が、もし工場の持ち主だったとしたら・・・ きっと諦めきれず彷徨っていたのかもしれない。。。

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