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新米おんな社長の奮闘記(古米になりつつある)

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2006年08月13日
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カテゴリ:自分のこと
 サラリーマンだった頃・・・仙台の営業所長になって、一国の主として「予算」を組むことがひとつの大きな仕事でした。当時、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡と、大きな都市に拠点があって、それぞれの拠点は、管轄地区で「何を」「どれくらい」売って売上を上げるのか、という予算をだし、拠点長会議で論議したのでした。

 当時、仙台や札幌は、市場がそれほど大きくないことや、拠点として新しい、などの理由で、他拠点に比べるとやや小さめの予算をたてていました。

 もともと大阪が本社の会社。だいたいが関西人。それぞれの予算に対し、いいたいことを言う。

 「なんで、オマエんとこは、前期とあんまかわらん金額やねん。」

 「そないに目標上げて、できるっちゅう確信はあんのか。」

 「売上も上げんと、フォローする人員を増やしたいっちゅーのはなんでやねん。」

 自分の拠点のことは、真剣に考えました。そして、それを他拠点からとやかく言われるから、それに対して、「○○だから」ときちんと理由が言えるようにイロイロ考えたものです。

 私は、よく「イロイロ言われて、してやられた」ほうです。

 売上計画の立て方がどうこう、と皆に言われると「だいたい、仙台営業所くるまえは、総務の課長やってんで。」と言い訳をしたくなりました。が、この「イロイロ言われて、してやられた」経験は、今の私には、よい経験となっています。

 あの頃、どちらかと言えば、自分たちの拠点のことを考えることが精一杯で、拠点長が会社を動かしているという気持ちではなかったように思います。しかし、自分の拠点のことと、他の拠点のことと、それぞれが各拠点のことについて、真剣に話し合い論議しながら進めていました。しかし、結果的には、「各拠点長が自拠点を含めて各拠点のことを真剣に考える」ことが「会社全体を考える」ことにつながっていたのだと思います。

 そろそろ、当社も「役割分担」とか「権限委譲」という言葉が必要のようです。

 喧々諤々言いながら、各部門のことを皆で考えて進めていきたいと思います。







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最終更新日  2006年08月14日 01時58分39秒
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