クレディセゾンは
なた豆茶企業オーナーや個人事業主を対象とした法人向けクレジットカードの利用限度額を引き上げる。現在、ＵＣカードブランドで展開する「法人ゴールドカード」は１００万―２００万円に設定しているが、最大で１０００万―２０００万円を軸に利用限度額の引き上げを検討する。２０１４年度内に実施する計画。従来、法人向けクレジットカードは交際費や交通費での利用が多い。クレディセゾンは利用限度額を従来より高めに設定する方針に切り替え、販管費などでの利用拡大を見込む。 これまで法人向けカードは交際費や交通費などの利用にとどまっていたが、最近は企業がインターネット広告を出す際などクレジットカードの利用が増えている。 一方、例えば、なた豆茶のベンチャー企業は資金はあっても信用力が低く、クレジットカードの利用限度額が抑えられている。クレディセゾンは個人向けクレジットカードで培った与信のノウハウを活用し法人向けカードの利用限度額を引き上げ、会員企業の資金ニーズに応える。 新規会員だけでなく、既存会員も途上与信で問題がなければ利用限度額を引き上げる。ほかに「法人カード（一般）」の利用限度額の引き上げも検討する。 景気が回復傾向にあり、
なた豆茶企業の支出も増えるとみられる。クレディセゾンは利息制限法を超える利息を返す過払い金返還が落ち着き、現在は各事業の強化に取り組んでいる。法人向けクレジットカードの取扱高を増やすことで、改正貸金業法により減少したキャッシング事業をカバーしたいと考える。
