062680 ランダム
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ゆかちょの葉っぱ

ゆかちょの葉っぱ

心臓手術

ー心臓手術ー

とりあえず、一番悪いと思われる動脈管のみ手術することになったのが
2ヶ月半の時でした。
本来なら、心室中隔欠損もあるので、カテーテル検査をして
状態を把握し、一度に2ヶ所執刀したほうが効率も良いのですが
今カテをして、体力が持つかどうかわからない為
はにょんの体力を重視して、心停止を必要とせず手術ができる動脈管のみ
手術する事になったのです。

手術は約2時間半、長いような短いようなその時間を
誰もいない手術室の横の長いすに、ダンナと二人で座っていると
無事手術を終えたと声を掛けられ、術後すぐに執刀医から説明がありました。

はにょんの動脈管は思ったよりも太く、他の動脈と同じくらいの太さで
その為、今回完全には縛りきれず、まだ少し開いたまま残っていると。
そしてその説明の後、ICUではにょんに会いました。

たくさんの管につながれ、ピクリとも動かないはにょん。
ちっちゃな体でよく頑張ったね。
すぐ良くなるからね。もうちょっとだけ頑張ってね。

ICUにいる間は、毎日、片道1時間半かかる病院に通い
1日3回、10分程度の面会の度に、頑張れ頑張れっと繰り返しました。

オペ後5日目で一般病棟に戻る事が出来、私も付き添い入院で
また二人三脚の入院生活が始まりました。
ICUをでてすぐの日は、傷が痛いのか何だかわかんないけど、
とにかくずーっと泣き続けて、抱っこしてる腕の感覚が麻痺しそうなほどでした。
でも、この腕の中にはにょんがいる!って実感できて嬉しい気もしました。

術後のはにょんは、陥没呼吸も治まっているし、肺高血圧も平常に戻って呼吸も楽そう。
それに、顔色も赤みがさしてきて「普通の子」になった感じです。
ミルクも今までとは人が変わったくらい、たくさん飲めるようになり、
体重もそれに比例してどんどん増えてきました。
そして、順調に回復しているため、手術から2週間半ほどで
無事退院する事が出来ました。

入院中に知り合った心疾患のお友達の中には、
はにょんなんかより、もっともっと大変な症状の子が沢山いたけれど
どの子も、そしてどの親御さんもみんな、明るくて前向きで
とても勇気付けられたし、楽しい入院生活が送れました。
いざ退院が決まると、なんだか寂しい気持ちで一杯でした。

退院後は、まだ動脈管も心室中隔欠損も閉じていないので
月に1回、通院をして様子を見ることになります。
このまま自然閉鎖してくれたいいなっと、今は願うばかりです。


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