イラクの人質のことが気になって、オランダで、ＣＮＮのニュースを見たり、インターネットで情報を聞こうとしています。が、もどかしいくらい、何も伝わってきません。「なに？政府がなにがなんでも自衛隊は撤退しませんって言った？」「え？人質の家族がバッシングされている？」なにそれ・・・？？？？？

オランダのテレビでは、毎日イラク情報が放映されない日はありません。しかし、日本人の問題は、その一部に過ぎません。ただし、民間人が囚われたということで、トップニュース扱いにされた日が何日もありました。よく、小泉さんのしかめつらが画面に登場しました。が、英語やオランダ語がかぶせてあるので、何をいっているのかわかりません。

イラクには、いろんな国の軍事や、ボランティアがいて、生死の境で日々を送っているんですよね。

インターネットでみる限り、私は、日本人の「異常さ」を感じてぞっとします。なんか、すごく気持ち悪い。窮屈な国の中で、いがみあっている・・・。まるで、動物を狭いケージの中に閉じ込めておくと、殺し合いを始めるような・・・。

バングラデシュ人のパートナーに、「人質家族がバッシングを受けているらしいよ」といと、「政府が操作しているんじゃないか」とつぶやきました。なにそれ？？？？？

海外のように、情報が少ないと、とにかく、人質となっている人に、無事に生還してほしいと思うだけです。が、余計な情報、しかも、家族が死ぬかもしれないという、常軌を逸した状態の人々の言動が、繰り返し、繰り返し、必要以上に、与えられたら・・・。

日本はいったい、どうなっているの？へんだよ。なんか、とっても、気味悪いよ。私が、人質だったら、そんな日本に帰りたくないよ～。

セカンド・レイプって、ことばがありますよね。レイプの被害者が、「だいたい、あんたがちゃらちゃらしていたんじゃないの？で、どういうふうにされたわけ？」って問い詰められて、二重、三重の被害に遭うっての。加害者は、そう、私たち、群集です。