メテオラは、遠い。
真っ暗な国道をひたすら北上する我々4人。
ときおりでてくる「国道1号線」を表す標識だけが頼りだ。
目をこらし、慎重に運転するおいら。
旅のうんちくを語りながらも、ナビゲーションを勤めるテツオ。
ニコニコと外を見ているTさん。
寝るキョーコ。
しばらくしてドライバー交代。
初めての外国での運転に緊張ぎみのテツオ。
助手席から、「飛ばすなヨ!飛ばすなヨ!」とスピード制限をかけるおいら。
ニコニコと外を見続けるTさん。
寝続けるキョーコ。
やがて夜が明け、視界が広がる。
異国の田舎の風景に、目が奪われる。
景色に感動し、ちょっと来てよかったと感じはじめるおいら。
運転に余裕が出てきて、うんちくにターボがかかりはじめるテツオ。
寝始めるTさん。
やっぱり寝てるキョーコ。
しばらくして、トイレ休憩のためにサービスエリアへ。
車が停止したので、キョーコが目をさます。
「え?着いたの??」ですと。
そうして、まだ時間がかかると知ると、「着いたら起こしてね」とおっしゃって
またお休みになられた。
なんかこのヒト、
普段以上に寝てるんじゃねえの?
そうして走り続けること数時間。
やがて標識に「 METEORA ××km 」の表示が出てきた。
このまま迷う事なくたどり着ければ、予定よりもだいぶん早く、9時半ころには着けそうだ。
がぜんやる気がわいてくる。
そうして、黙々と車を走らせることさらに1時間。
ついに・・・・・
我々は、一度も迷う事無く、到着しちゃったのであった。
つ づ く