2009/09/03(木)18:16
「送り火」
富士見線という架空の私鉄沿線を舞台にしている重松清の短編集。
どの作品もせつなくて、悲しくて、少し怖くて。
どこにでもありそうな風景、自分にも当てはまる思いをクローズアップして浮かび上がらせている。
人の思いの複雑さがそこにある。
そして、なぜか「死」についての話が絡む話が多い。
人として生きたからには逃げられない死についても考えさせられる作品だ。
重松作品もっともっと読んでみたい。
Y's Cafe
2009/09/03(木)18:16