T氏が汗水垂らして稼いだ\7000をドロップゴケでフイにする男
早くも1月も終わり。給料入ったから、今週は行けるぞー山に!!今週はどこに行こうかな~などと考えあぐねていたら、T氏からメールが。「スパさあぁ~ん。脱臼ってどのぐらいでなおったぁ」唐突にこの不審なメール。しかも、このトップシーズン突入直後の日曜の夕方という・・・いやこの微妙なノリが事故の重大さを物語っている事がわかってしまう自分が怖いというのだろうか。スノーボードに長く乗っていると、失敗エアーの落下中の体勢と落差&スピードからダメージの回避と全治期間がバッチリ計算でハジキ出せちゃったりするいらんテクまで会得できていたりするが、遂に行間でも何となく把握できてしまったか。ヤッちまったらしい・・・それもかなりゴッつく。さて。詳細に聴くとして、とりあえずボケて返すか、まじめに心配して返すか?いやここは、やっぱり・・・あれこれ悩んでいたら、逆にT氏より着信。「月末に大会エントリしてるんだけどさ、もったないから出てみない?」なんでか、毎年大会に出るハメになっている。去年は去年でヤナバの大会に誘われたので、ちきしょーこういう時は一連託生!全員強制参加だーっと言う訳で掲示板に、「みなさんヤナバの大会でましょ~♪ちなみに、これ読んで出ない人は呪われマス。^o^)b」・・・とかお誘いのカキコしたのに、誰も居やしねぇ!後で小一時間問いただしてみれば、誘ってきた当のT氏はH氏と47で遊んでたという。どーなってるのだ。ヲィ。でも今回はちょと違う。たぶん予想では、またノーチェックでキッカーに突っ込み、おそらく春までグッバイのT氏はさぞかし無念だろう。こういう時はもちつもたれつ。かくして大会に出ることになった。高井富士第3戦。JSBAの公認C級。土曜日は晴れだった。久々に奥さんとスノボなので、夜出はなく朝出。相変わらず下道をトコトコ行ったのでam9:00を過ぎても、まだ八ヶ岳。仕方が無い。明日は大会だし2ヶ月はハーフパイプドロップしてないし、今日は佐久から高速でラストスパート掛けてam10:00のハイツのパイプオープンに合わせませう。O氏にメールを投げる。「今日はハイツで僕と握手。」間髪を空けずに返信がきた。んん?・・・軽プリ・・・つまり軽井沢プリンスホテルスキー場。105基の人工降雪機を誇る西武系列の力ずくゲレンデだ。 そのほとんどが緩斜面だが、実は結構立派なハーフパイプがある。このままハイツに向かっても到着は昼だ。軽井沢なら30分もあれば着くし、夕方に志賀高原に移動して温泉に使ってチェックインのほうがスマートで高速も使わなくてすむ。予定変更。駐車場の場所を聞く。めちゃめちゃ広い軽井沢だけど、実は、軽井沢プリンスホテルの西館の駐車場はタダで停められるんだ。リフト券の交換所は東館の方にあるから、途中券無でリフト乗り継ぐ必要があるけど、コツとしては、「おはよーございまーす♪」と堂々と普通に行く。軽プリのハーフパイプは良かった。大きさは多分4m。斜面も緩く、人もまばら。しいていうなら、ハーフパイプ後の斜面が緩すぎて、リフト乗り場までしんどい&リフト鈍い事ぐらい。普通に楽しめたのだけど、なんか気が抜けてしまって、御坂野郎は屋根がないと燃えてこないらしい。外ハーフパイプじゃ目指すモノがないというか。気が抜けちゃったので、早々と志賀に移動することに。雪が降ってきた。明日は今期一番の大寒波らしいからな。夕方。元湯箱山温泉。ここの温泉は最高レベルの満足感がある。泉質は塩化物硫酸塩温泉。泥っぽい色だがまろやかな湯花が実にいい。それでいて料金は¥500で休憩所は床暖房完備。ボイラーで加熱したり水道水で薄めたりしていたら、この料金は無理だろう。 そして、モツ煮が美味い。ビールは外の自販機で購入すると¥100安いが、モツ煮にはやっぱラガーだろう。一番絞りもまあ美味いんだけど、こういう場合ちょっと薄いっていうか。今回は、温泉あがりだったので一番絞りにしてしまったが。奥さんの頼んだ焼きサバが、そして僕のは油の乗りまくったビントロ定食。 どーしてこんなに美味いもんのオン・パレードが5~600円で食えちゃうんだろーか?こんな山奥なのに。旅館。今回は車中泊じゃなく、ちゃんとしたペンションに素泊まり。TOCOOトラベルで予約しておいた。できれば楽天トラベルが良いんだけど。よろしく頼みますよ三木谷社長。朝。雪だった。思い切り降りまくっていた。パウダーパイプ決定~(板が走らないので、エアが低く息苦しい。)高井富士は、相当昔にビートルがゲレンデに埋まっていた頃に一度来ただけ、それっきり。斜度は思いきり緩い。H氏発見。エントリ受付に行く。前もってFAXを入れなきゃならなかったが、できなかった。しょうがないので、受付で書く。チーム名・・・「ヤキニクスキスキスノーボーダーズ」でしょーが。H氏に「それって実在するの?」と聞かれてしまったが。もちろんあるに決まってますがな。MCがちゃんと読んでくれりゃ、JSBA公認ってことで。^^)vゲレンデはパウダー30cmってとこ。緩い斜面のため、止まらないようにするのが精一杯のコンディション。大会はWOMENsの予選から。MENsは2部に分かれていて、始まったのは午後13時過ぎ・・・。めんどっちくなってしまった。わかってはいたが、公式大会はテンポが異常に鈍い。しかも賞品も何も貰えず、なにが楽しくてやりたがるのかイマイチ理解できないが。コンペは御坂のヤツが一番だなあ。目標のルーティンはBSフレッシュフィッシュ→F5→BSミュート→F3→SW5だけど、多分、F5で終了、後はなるようにしかならないだろう。高井富士のハーフパイプは幅が広く、壁が高く、斜度が緩く、雪が降っていて板が走らないので、抜けるのがやっとの状態。もう少し幅が狭いと楽しくなるよ。公開練習1本目。BSで失速。終わり。エアも抜けてたかどーだか怪しい。公開練習2本目。とりあえずF5。後は、F3→CABで終わり。そして本番。どーもあやしい。急遽逆からドロップに変更しようか?H氏と相談。でも慣れない壁でドロップゴケだけは嫌だから、このまま行く事に。気持ち助走長めでドロッ・・・板が中に浮いた。ヤバい。ミスった。ドロップゴケですからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!まさかっ?こんなことがっ!?あっていいのだらうかっ!!?この俺さまとしたことが、T氏が汗水垂らして稼いだ貴重な¥7000の大会だったったのに、あろう事かそれをドロップゴケで終わりにしちゃうだなんて・・・・うーむ。なんて報告すりゃいんだろ。。。つーか、日記のネタにしちゃ最高かも。f(^_______________^;テヘそういや結局、チーム名も読んでもらえなかった。「ヤキニクスキスキスノーボーダーズ」そこ一番重要なんですけど。>MCの人そういえば、のし付きでゲレンデに響き渡るホドに大音量でドロップゴケて言ってくれてどうもありがたう。後はひたすら、グランドトリックで遊ぶ。ノーズプレスのままぐるぐる回る。遊ぶ。H氏は途中で、ケンシロウが俺を呼んでいる。と、言い残して去っていった。楽しいなースノーボードって。いろいろあって。北志賀の雪も少し小止みになってきた気がするよ。