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2008年09月19日
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カテゴリ:アドラー心理学
あわてる必要はないんですよ。



問題の解決にしろ

人格の成長にせよ

癒しの深化にしろ

自立の度合いにしろ

成功にしろ

全ての事柄の進み具合には 段階があるのです。

その一つ一つの段階をすっ飛ばして、一足飛びに果実を手にすることはできません。

例えば、深刻な心理虐待を受けるような機能不全家庭で育った人(私自身がそうですが)が、心理虐待の結果持った問題を 一足飛びに解決してしまい 

過去にひどい心理虐待を行った両親に対して許しの感情を持つなんてことは不可能です。



階段を上るように、一つ一つ解決していくしかありません。



通常、最初は理不尽な抑圧のせいで当然持つべき怒りさえも押し殺されていたりします。その場合、出さなければならない怒りを出すことが階段の第一歩になります。

他人によるコントロールは人間の心を殺します。その証拠として、3歳の頃の幼児が何に対しても「いや!」と言って、自己主張しようとする所にも現れています。

ところが、健全な自己主張をしてこなかった人間は、他者の自己主張を抑圧しようという傾向にあるのです。

これが、心理虐待の初歩段階です。

大人が、なんやかやと理由をつけて、子どもの自己主張を抑圧することは 心理虐待の一種なのだと知っておくべきです。

だから、階段の第二歩目は、自己主張をすることであることが多いのです。

そして、自己主張をするためには、反抗することが必要なこともあるかもしれませんし、抑圧を続けてきた人間(親など)からいったん離れる必要があるかもしれません。

自己主張が 抑圧の恨みのために 復讐にすり替わると、相手にとっても 本人にとっても害があることが多いからです。


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最終更新日  2008年09月19日 14時50分48秒
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