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熊本こころ相談室のメルマガでアドラー心理学の考え方を説明していたら 「偉そうに解説するんじゃない。交流分析をちょっとかじったくらいで、臨床心理士でも精神科医でもない癖に。それにこの内容はマーフィーの法則で言っていることです。」って 反応した人がいた。 確かに、交流分析もかなり勉強したし、国際交流分析協会に所属もしていたけど 私が、主に傾倒しているのは アドラー心理学理論(インディヴィデュアル心理学理論)なのです。 実は、ナポレオンヒルの成功の法則やマーフィーの法則や今はやりの「引き寄せの法則」の元になる考え方 まあ、アドラー心理学の理論はカウンセリングの実践に基づいた 心理学理論で、マーフィーの法則のようないい加減な物(マーフィーの信奉者の方ごめんなさい。私の意見です。)ではなくて、かなり緻密に構築されていますが。 アドラーがアメリカで「人間知の心理学」という本を出したら、この手の本としては破格の10万部という部数が売れました。同じ心理学者のフロイトの本が1万部程度ですから、その破格さが分かると思います。 同時にアドラーは全米を講演して回っていました。 その影響を受けて、雨後の竹の子のように いわゆる「成功本」がたくさん出てきたのです。 ショックだったのは、2番煎じのマーフィーの法則の真似みたいに言われたことかな? アドラーはこう言っています。 自分の中にある「思いこみ」が今までの人生の流れを決めてきたのです。 そして、同じ「思いこみ」が、これからの自分の人生の流れも決定づけていきます。 だから、今、自分の思いこみを少しずつでも良いから変える努力をしていくと 人生の流れは変わっていくのです。 例えば、悪いグルグル状態に陥っている人が、「この状態から抜け出す方法が分からない」と思い続けていけば、 その人は、「その状態から抜け出せない」ことが続きます。 抜け出すのは未来なのですから、今は分からなくてもいいかもしれません。 その人が、「今はよくわからないけど、私はどうやってか抜け出しているよ。」と思うことが出来れば、 いつの間にか、それこそ不思議に 抜け出して、その人の望む状態になってしまうのです。 問題を解決したり目標を達成するときに、大事なのは望む結果なのです。 その途中経過、手段、方法はあまり重要ではありません。 というか、途中経過、手段、方法にこだわると、望む結果を逃してしまいやすくなります。 なぜならば、途中経過やその問題解決や目標達成の手段・方法を考えているうちに「ああ、無理だ!」とか「手段や方法が思いつかない!」という思考になったときに 望む結果そのものを否定してしまうからです。 望む結果さえ否定しないで、「私はきっとそうなる。」と無邪気に信じていれば、何らかの途中経過が生じてきて、不思議な経緯で手段や方法が見つかって、 最終的にその望む結果は達成されてしまうのですが、 途中経過や手段・方法を考えるあまり、一番欲しい結果を否定してしまうと、否定したとおりに、望む結果は手に入らないと言うことになってしまうのです。 だから、多くの人から見たら不可能なような大きい結果を達成する人は少ないのです。 でも、その大きな結果を達成した人自身は、かなり前から無邪気に、その結果が手にはいると信じていたりします。 そして、案外、どうやってその結果が手にはいるかを気にしていなかったりします。 だから、「どうやったらその結果が手に入るんだろう?分からない」→「どうも手に入らない気がする」というパターンから 「私は未来その結果を手に入れる。」→「どうやってその結果って私の手に入るんだろう?ワクワク!!」というパターンに変えた方が良いのです。 そうすると、途中経過や、手段や方法はそのうちに 時間の経過とともに 自然と明らかになってきます。 途中経過や手段や方法をあまり考えない方が、結果達成の道筋を縛らないので、達成の確率が高くなって、達成が早くなるかもしれません。
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最終更新日
2010年05月28日 12時23分18秒
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