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不適切な行動をやめる練習をしてくと、ひとは、もっともっと幸せに幸福になっていきます。
人の取る行動を、良い行動 悪い行動 と分けて考えると、人はとても生き辛くなります。 なぜか?何が良くて 何が悪いか ということは、人の価値観によって左右されて、はっきりした基準がありません。 ですから、何が良くて、何が悪いか、そのうちによくわからなくなっていきます。 あいまいな基準に振り回されて、「さっきの私の行動良かったかなあ。」「あんなことを言ったけど、悪いことを言ったかしら?」などと悩んだり、自分の言動に自信が持てなくなったりもするからです。 ですから、アドラー心理学では、人の行動を論理的に「適切な行動」と「不適切な行動」に分けます。「良いか」「悪いか」というのは、あるのかもしれないけど、人それぞれで、あいまいなので使いません。 「適切か」というのは、論理的ですから、はっきりした基準があります。 「自分の要求を通すために、わざと相手に迷惑をかけたり、傷つけたりする行動」が「不適切な行動」で、 「不適切な行動以外全部」が「適切な行動」です。(厳密には「中間の行動」というのもありますが、実践的にはこれで十分です。) 私たちは、この人間社会を「人々が互いに貢献・協力し合って、仲良く生きて行っている所」だと思っています。 そして、人は、「互いに貢献・協力し合って、仲良く生きて行く」という方向性に合致した生活を送る時に幸せになり、この方向性から外れた時に不幸になると思っているのです。 「自分の要求を通すために、わざと相手に迷惑をかけたり、傷つけたりする行動」は、この「互いに貢献・協力し合って、仲良く生きて行く」という方向性を破壊します。 なぜなら、不適切な行動は、感情的になって人と争う技術、人と闘う技術、人を支配する技術だからです。 争い、闘い、支配は、人を「互いに貢献・協力し合って、仲良く生きて行く」方向性から、外れさせていきます。 不適切な行動をとることは、本人も周囲をも不幸に導くと思うのです。 「適切な行動」とは、「不適切な行動以外全部」です。 不適切な行動さえとらなければ、どんな行動でも、戦いにはならないので、幸せになりやすいからです。 もちろん、より適切な行動は、積極的に「互いに貢献・協力し合って、仲良く生きて行く」方向性に向かう、相手に喜んで貢献する、協力する行動ですが。 さて、ドラえもんというアニメで、のび太のお母さんが、庭の草取りをしなかったのび太を、感情的にきつく叱ります。「どうして草取りをしてないの?草取りをしてなさいって言ったじゃない。今から、すぐと草取りしなさい。」と のび太は、泣いて「うえーん。分かったよー。」と草取りをするのです。 さて、のび太の取った行動は、適切な行動でしょうか?不適切な行動でしょうか? はい。 のび太は、自分の要求を通すために、誰かをわざと傷つけたり迷惑をかけたりしてませんよね。草取りはしようと思っていあんだけど、つい他のことをしていて、お母さんが帰ってくるまで草取りをしなかっただけですよね。 だから、のび太の取った行動は、「適切な行動」だと思います。「不適切な行動」ではないようです。 のび太は、草取りをしなさいというお母さんの命令に、沿うことが出来なかっただけです。 のび太が草取りをしなかったのが、お母さんの「期待外れ」だったにすぎません。 では、感情的になって「今から草取りをすぐしなさい。」と叱ったお母さんの行動は、適切な行動でしょうか?不適切な行動でしょうか? はい。 のび太のお母さんは、感情的になることでのび太にわざと嫌な思いをさせて、草取りをさせるという要求を通そうとしているので、 お母さんの行動は、「不適切な行動」です。 つまり、のび太のお母さんは、「草取りをしない」という適切な行動をしたのび太を、感情的になり不適切な行動で叱ったのです。 でも、日本の標準的な家庭では、日常的にあっていることだと思いませんか? だから、「そう。そう」とドラえもんを見ているのでしょう? 子どもが、「宿題しない。」とか「ゲームをやめない。」とか、「言うことを聞かない。」とか、子どもが期待外れの行動をした時、日本の多くの親は叱りますよね。 そして、もちろん子どもが、「駄々をこねる」などの不適切な行動で親にわざと迷惑をかけてきたときも、多くの親は叱っています。 あなたも、似たような体験を子どもの頃していませんか? カウンセリングで、「子どもの頃、あなたのお母さんはどんな対応をしていましたか?」と聞くと、「優しかったけど、悪いことをすると怒られた。」と多くの人が言います。 私を含めて、多くの人は、子どもの頃の叱られた体験から、「自分の要求を通すときには、感情的になって不適切な行動を使って要求を通してもいいのだ。」と思い込みます。 そして、職場などでは感情的な面は見せないが、安心できる場面では感情的になって不適切な行動をとってしまいます。 または、行動化しないように我慢はしているけども、期待通りではない相手に怒りや不満が渦巻いています。これも、潜在的に不適切な心理状態にいると考えられます。 不適切な行動は、相手と戦い相手を支配しようという目的を持っています。だから感情的になるのです。 そして、支配は、戦いの変形です。 徳川家康は関が原で勝って、徳川幕府は、長州藩と薩摩藩を240年間支配してきました。そして、戊辰戦争でひっくり返されました。支配が戦いの一変形だからです。 ですから、感情的になって不適切な行動を使っている間は、あるいは、行動化しなくても、我慢はしているけども、期待通りではない相手に怒りや不満が渦巻いたりしているている間は、 決して幸せにはなれないのです。戦っているからです。 叱ったりしないで、不適切な行動をとらないで、適切な行動だけで勇気づけて子育てしていくことは可能です。 その子育て=親子関係構築のやり方を詳しく学べるのが、「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」です。 だから、「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」を受講して、そこに出てくるやり方を誰に対してでも使い、自分のくせとなるまで実践していけば、自分の無意識化の人生プログラムを、幸せな人生プログラムに変えていくことが出来るのです。 SMILEに出てくる関係性の取り方、人への態度は、全て、人と仲良く穏やかに協力していく方向の技術、人と親密にコミュニケーションをとる技術だからです。 私たちの無意識のプログラムには、子どもの頃の体験から学んだ、感情的になる癖、人と競争する癖、人と戦う癖、人からどう思われているか気にする癖、人と比べる癖、自分を責める癖、失敗してはいけないと思う癖、などなど(人によって違いますが)、たくさんの不幸になる癖が入っています。 それら一つ一つを、コツコツと根気強く幸せになる癖に変えていった時に本当に幸せになると、アドラー心理学では思っています。 そして、自分一人では、いくら本を読んでも、このようなブログを読んでも、ネットで調べても、幸せになる癖に変えることはできません。原理的に不可能なのです。 なぜなら、自分で変えようと考えて行動するときに、どうしても、自分の無意識化の今のプログラムを使って考えて行動してしまうからです。 ですから、一人でやっていると、今のプログラムが変わらないように、不幸せな癖を変えないように変えないようにしてしまいます。無意識にですが。 だから変えるには、カウンセリングを受けるとか、「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」を受講して、何度も再受講するとか、あるいは受講の後にカウンセリングを受けるとかの 手伝える第三者の助けをもらいながら、不幸な癖を幸せな癖に変えるしかないのです。 「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」は、電話でも、対面でも、あなたの都合に合わせてオーダーメイドで受けることもできます。あなたの都合に合わせて、1章(60分)づつ受けていくことができます。 もちろん、電話カウンセリングで変えることもできます。全国どこからでも受け付けています。 勇気を出しましょう。 きっと、あなたの人生は変わりますよ。 熊本こころ相談室 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月01日 06時51分40秒
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