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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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January 3, 2009
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カテゴリ:時事
昨年末から不穏な動きがガザ地区で再開されている。

まだ、あまり詳しいことは分からないが、報道ではハマス側から南イスラエルにミサイルを発射し、死者がでたため、報復措置としてイスラエルがパレスチナ側へミサイル発射、陸軍まで攻めに行く可能性まで出ている。

もちろん、イスラエルの反応は過剰なので、(死傷者数が断然違うので)ヨーロッパでは反戦デモがおきている。

最初は、またイスラエル側がパレスチナに先に扇情行為をしたのかと思いきや、今回はハマス側からの攻撃のようだ。昨日のアラブ会議では、パレスチナの形式上のリーダーのファタハを批判するという前代未聞の声明を発している。(今までは、ひたすらイスラエル批判である)

もし、ハマス側からの攻撃からだとすると、ことはもっと厄介だ。イスラエルの行き過ぎを止めにくいから。

通常、イスラエルからの攻撃が最初なら、イスラエルからの攻撃をやめた状態でパレスチナ側からは表立った攻撃は控える。また、イスラエルの攻撃をやめさせるには、アメリカからの圧力があれば、可能である。

だが、もともとユダヤのロビイング活動が強いアメリカなので、イスラエルが被害者である場合、まずイスラエルにいい加減、やめろよといえる雰囲気はワシントンではまず生まれない。イスラエルの存亡に関るという大義名分を持つのだから。

そうして、非常にユダヤに対して甘いブッシュ政権が終わろうとしている今、イスラエル側がブッシュ政権があるうちに、パレスチナを攻撃してできるだけ有利な形で(できればハマスを潰したい)戦争を終わらせようというインセンティブが動くならよく分かる。

が、06年にレバノン(ヒズボラ)を攻撃したが、イスラエル軍は想定されていたほどには成果をあげられず、イスラエル軍は実はそれほど強くないということを露呈した形で撤退。なので、そうそう二の舞はできない。

ので、本当にイスラエルが挑発していない可能性もある。

で、これ以降私の邪推ですが、そうだとすれば、ハマスをしてイスラエルに攻撃させるのはどこか?ハマス自身がイスラエルを攻撃した可能性もないこともないが、わざわざ自ら現状を崩すとはあまり考えられない。

となれば、ありえるのはアメリカ。アメリカならば、ハマスを挑発できよう。ちょうど、昨年8月にグルジアを挑発してロシアと戦争させたように。もし、イスラエルと戦争になれば、ヒズボラ同様にあまりはかばかしくなければ、アメリカが中心になって、仲介をする。そこで、パレスチナ国家を作り、和解させる。イラクに米軍が駐留しているのだから、一定の区域をパレスチナ国家として指定して、その周りを米軍を中心に囲んだり、DMZのようにして強制的に両国を安全保障する。

そうすれば、アメリカがイラク撤退をしやすくなるだろう。アラブは反イスラエルで団結する大義名分を失うし、それはイスラエルにとって脅威の低減でもある。アラブの団結が弱まるということは、サウジなどのスンニ派とイランのシーク派の争いがおきる可能性もあり、敵の内輪もめは、イスラエルの安全に貢献する。イランにすれば、敵がスンニ派とイスラエルに増えるわけで、イスラエルを攻撃しようにも躊躇せざるを得ない。(きっとイラクでもめるだろう。サウジ側は以前同様スンニ派に、イランはシーク派にしておきたいわけで、地域のリーダー争いは通常起きるだろう)

ということは、イスラエルからアメリカに不安だから中東に米軍を置いてくれろという依頼がしにくくなる。(イラクが簡単に降参したときは、イスラエル的にはあわよくばイランも米軍に攻めさせたかった)

確かに、その一方でイラクでの内戦が再発する可能性もあるが、それは米軍に死者がでなければ、イラク軍に責任を転嫁していってでていけばいい。米軍がなくても、時間がたてば、どこかで折り合いはつく。英米が介入前はちゃんと共存できてましたから。

本当のところ、どうなんだろうね。





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Last updated  January 4, 2009 01:48:54 AM
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