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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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June 18, 2010
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カテゴリ:時事
ここ数日書かなかったので、いろいろ材料がたまってきていて、どれから手をつけよう?という感じなのですが、とりあえず、時事ネタから。

最近、どことなく、日本とアメリカの有権者の既成大政党への不信感が共有されているように思われる。

日本の友達などは、自民党にはさらさら入れたくないが、民主党もだらしない。どっちにも入れたくないという選択肢を投票用紙に入れてほしい、という。

民主党が勝つんだろうけど、ちっちゃい政党に票が流れる気配が強いから、選挙後は票の多いところから小沢に吸収合併、或いは連立を組むように話を持ちかけられるんだろうな、と予想される。

かたや、アメリカでも、かなり二大政党への不信感は根強い。オバマもそれで当選したのだが、いまやオバマも不信感の対象にはなっている。

かなり笑えるのが、サウス・カロライナ州で民主党の議員予備選で、まったく無名の若い男性が元判事を破って当選した。この男、自分のホームページも持ってないし、一度も演説をしたこともない。出馬の登録をした以外に何もしてない。

とてもじゃないが、何かこれをしたい、今の政治のここを直したい、とかいう意欲もあるんだかないんだか分からない。

で、逆に何でこんなやつが当選したの?というので、メディアが盛り上がっている。

今の職業は?というと、無職。その前は米軍にいたらしいが、最低入隊したらいるはずの3年を待たずして除隊となっている。理由は分からないが。

分からないことだらけ、なので、メディアも、よほど困っているのだろう。有権者が名前の通った人を避けたから、とか、たまたま苗字がアルファベットで早いほうなので、有権者が適当に最初にある人に入れた、とか、理由になってないような意見を適当に言ってる。

よほど、現職というか、アメリカの二大政党に対する不信感が強い。

根っこは、日本もアメリカも一緒。

自民党も、日本の民主党も、共和党もアメリカの民主党も、金太郎飴だから。

日本の民主党の議員のほとんどはもともと自民党出身。ま、昔がそれがまともな選択だったから。

なので、裏では自民と民主はつながっているし、どっちも政治主導ができないというのは一緒。官が黒子となって動かしている。民主は自分でやろうとして、やっぱり黒子がいないことには何も出来ないというのを鳩山政権で証明してみせた。そして、菅は早速官僚との和解を模索している。

だから、どっちがやろうと、同じ。

アメリカの場合、大統領選にかかる資金があまりに膨大なので、結局莫大な資金提供をしてくれる、財閥、富豪たちの意向を伺うしかないという仕組みがある。

なので、その意向を受ける人たち、即ち、財閥や富豪の経営している会社、団体で長年番頭を務めていたような人たちが、閣僚など重要ポストに就く。特に、金融界は露骨だ。元シティグループ会長とか、元ゴールドマン・サックス会長とか。こういう人たちの最大顧客は誰だっけ?といえば、はい、財閥や富豪ですよね?こういう大会社の経営者たちくらいしか、国という大きな組織を動かせない、とか、金融の知識の造詣が深いとか、いう大義名分を掲げて。

そして、本当の親分の指示通り、彼らをさらに肥やす政策を打ち出す。

一応、共和党は金持党、民主党は貧乏人党、という大まかな切りはあるけれど、民主党だとて、選挙資金は莫大だし、彼ら本人もお金持ちだし、本当に貧乏人党というわけではない。

ただ単に、国民の不満のガス抜きのため、政権を共和党と民主党の間でころころと転がしつつ、貧乏人が暴動を起こさない程度に、時には貧乏人にやさしい政策も打ち出してやる、くらいのつもりなのだろう。

だから、別に民主党だろうが、共和党だろうが、あまり大差は実際のところない。

私の見ているのは、基本的に外交政策だけれど、オバマ政権も、どんどんブッシュ政権に似てきつつあるな、と視線が冷たくなってきてます。

特に、NYタイムスが報道した、アフガンに1兆ドルに相当する、金やリチウムなど地下資源が眠っている、という話。

ええ、どこぞで聞いた作り。ええ、ブッシュ政権の時代、ラムスフェルド国防長官がイラクで戦争をしても、イラクには石油がたくさんあるから、安く済む、といい放った、このロジック。

今、オバマ政権の戦争と言われている、アフガン。イラクよりもアフガンの方がマシと思われていた(アメリカがイラク首長に据えたチャラビがいかさま者だったのに対し、アフガンに据えたカルザイの方が国をまとめるという意味ではいい選択だった)のに、そのカルザイまでが最近はアメリカを裏切り、独自でパキスタンとその支援しているタリバン勢力と和解の方向で動き出している。そのカルザイの計算の根本は、オバマが来年にも米軍撤退を開始するという決定から来ている。

じゃ、なんでそもそも米軍を撤退させるというかといえば、最大の理由は先立つものがないから。ならば、金をどこかでひねり出そう、出したい。という想いが、ペトレイアス将軍以下、アフガンで戦っている米軍の高官にあっても、全然不思議ではない。また、アフガン、イラクで肥え太った防衛産業も、アフガンの継続を望んでいる。(そして、防衛産業もまた、デュポンなど、アメリカの財閥が投資している、或いは財を成した母体である)

で、この思惑と、この報道を重ね合わせれば、アフガンで1兆ドルの資源があるので、これをアメリカが現地民を搾取して掘らせて(アフガンでは麻薬の栽培がさかんなので、彼らを麻薬栽培はいけないといって、彼らを失業させ、採掘産業に労働力をつぎ込ませる)戦費にして、アフガンにもっと居続けよう!というメッセージを発していると読み取れる。

ええ、ラムスフェルドのロジックと一体何が違う?

だから、国民は嫌気がさす。





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Last updated  June 18, 2010 03:36:58 PM
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