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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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June 25, 2010
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カテゴリ:時事
仕事の方が忙しいので、あまり深く調べている時間がなかったのですが。

1)人民元のドルペッグ離脱
数ヶ月前から、米議会はさかんに人民元を切り上げろー!と騒いでいた。ま、今年は中間選挙の年だし、オバマの景気刺激策がイマイチで、雇用になかなかつながらないし、中国は格好の攻撃対象。

人民元が安いから中国製品は不当に安くなり、アメリカ人の雇用を奪っている、というロジックだ。全然筋が通っていないんだが、日本で成功したために、中国にもかけらの変更なく使っている。ひどいもんだ。

で、中国としては明らかにガイアツに屈したというのは、メンツにかかわることなので、ゆっくりね、といいながら、のらりくらりしていたが、人民元に「もう少し柔軟性を与える」という中央銀行に相当する、人民銀行総裁の発言が飛び出した。

こういうことをすると、アメリカはますます図に乗る。中国に圧力をかければ、人民元の切り上げをしてくれるというのを学習したことになる。

なので、今回の措置は、G20への手土産のつもりでやったんだろうけど、(こういうコンセプトはアジア的ですのう)まだまだ足りん、もっとがんばれ、という勢いだ。

それでも、米議会としてはもう少し中国に時間をくれてやろうという判断に傾いているようだ。

だけど、ここにきて不思議な現象がある。

誰も、人民元のドルペッグ離脱の意味を考えていない。目先の人民元の上昇にしか関心を示さない。

けどさ、離脱をするということは、米ドルに対する信頼を中国が相当なくしたというを意味している(そうじゃなかったら、単に切り上げすればいい話だし)、ということを忘れていないかい?

そうして、離脱したら、人民元を外貨準備高の一部に入れようとか、中東など通貨バスケットを考えているところでは、人民元を含めようという考えが発生するということだ。そして、それはそのまま米ドルの海外需要の低下を意味して、ますますドルの価値が下がるということでもある。

ま、今はその方がアメリカ製品が安くなっていいのだ、という見方もあるのかもしれないが、アメリカ経済の凋落の証拠の一端だと思うべきだろう。

その点を検討している人は、教えてください。

2)マッククリスタル・アフガン司令官解任
ローリング・ストーン誌にマッククリスタル司令官のインタビュー記事が出た。マッククリスタル以外にもその側近などにも話を聞いているのだが、オバマ政権の相当数をぼろくそに書いている。実際には、マッククリスタル本人の引用としては、ホルブルックをひどいやつだといった程度で、後の、「バイデン(副大統領)?何だって?バイトミー?ってか?」とかいった話は側近がいった話だ。

しかし、本来記事が出る前に記事を確認するステップを踏まないといけないので、それでも出てしまったというのは、彼の過失、ということになる。

既に、他にもツーストライクな過失(友軍の誤射で死んだ人をテロとの戦いで死んだ英雄扱いにしたというのと、駐米大使の報告のリークをした)をやらかしているので、今回でスリーストライク、バッターアウトとなってしまった。

で、興味深いのは、オバマ政権にここで初めて、ほころびが出始めた、というのと、オバマが感情(怒り)を実際に示したということ。

もともとオバマ政権は、チームワークががっちり出来ている、というか、監視が行き届いていた。なので、政権誕生直前直後、いろんなリークが通常あるところを、驚異的にリークが少なかったのが印象的だった。そして、閣僚が何かへなちょこなことを言わないように、ホワイトハウスのスタッフが、国務長官、国防長官、副大統領以外はメディアのインタビューを事前確認制にしたほどで、きつい、と文句があったくらいだ。

が、ここにきて、オバマ政権内でこんな公然とした攻撃がでては、オバマもクビにせざるをえなかった。

というより、オバマ本人が記事を読んで怒った、とホワイトハウスの報道官が認めた。一応、本人の言い分を聞くという形をとったけれど、解任は内定していたろう。

それまで、感情を語っていても本当臭くなかったのに、ここにきて初めて本気で感情をあらわにしたというのが伝わってくる。

そして、もう一つのほころびは、予算を組む担当の閣僚もやはりリーク問題で解任(辞任という形だが、一応)。

口は災いの元である。

それにしても、こんな記事がでるというのは、きっと日ごろから言っているのだろう。(ということは、周りも同じように言っているはず。)日本の政治家もそうだけど、失言をする人って、いつも失言しているというか、今まで誰もメディアが気に留めなかったので、平気で言い放っていたのに、大臣か何かになったから、突然メディアの注目を集め、ばれちゃう。そんなんじゃなかったのかな。





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Last updated  June 25, 2010 03:16:04 PM
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