独断と偏見のロ～～マンス

実は四国にいる【じいじ】
やはり体調が芳しくなく
「近しい方にはできるだけ早くあわせておいてください」
と、お医者様にも言われたらしい
しかしその連絡を受けて早10日は過ぎたかもしれない・・・
一人息子の旦那と来たら
あれやこれやと理由をつけては会いに行くのを渋っているのでございます。

常に上を行く存在としての父親の弱った姿を見たくない
とか
いずれははかなくなってしまうという事実を認めたくない
とか
たしかに、気持ちはわからんでもないのだが
しかし2週間近く会いに行くのを渋るって言うのもいかがなものかと・・・
昨日などは
「絶対いく」
という言葉を鵜呑みにして
あれこれと準備したワタクシはジジや茶々の世話に至るまで
事細かにメモをして子豚ちゃんズにお願いし
オチビの担任には
取り急ぎ夫婦だけでじいじに会いに行くので
その間忘れ物とかあったらすみません。
と、そこまで準備をしていたのにっ！

「二日酔いでいけるかーーーっ！」

・・・ちょっと考えます
本気で考えます。
それって人としてどうよ？
親戚の叔父さんとか、町内会の叔父さんとか
たとえばワタクシの父親とか・・・
そういうんじゃぁ無くて
あんたの父親なんですが？
2週間近くあれこれと言い訳をして会いにも行かず
「必ず明日行くから」
と自分でばあばに電話で言っておきながら
言うに事欠いて
「二日酔いでいけるかーーーっ！」
ワタクシさすがに昨日は口も聞けませんでしたわよ
子豚ちゃんズも帰宅するなり

「「「あれ？じいちゃんとこには・・・？」」」

そうよね、そうよね、それって素直な反応よね？
ワタクシだって聞きたいわよっ！
わざわざ整形に電話して
「5時間ぐらいの旅程なんですがどうでしょう？」
と聞き、かなりの量の痛み止めをもらい
いろんな注意事項を聞き
準備万端で出発時刻をまだかまだかと待っていたら・・・

「二日酔いでいけるかーーーっ！」

ですって・・・
ふっ、でも子豚ちゃんズはいいました。

その１「でも、どうせ運転は腰の痛いお母さんやろ？」
その２「親父はずっと寝てるだけやろ？」
オチビ「二日酔いでも、死にかけてても関係ないやん！！」

そうね、そうよね・・・
やっぱり痛み止めをガンガン飲んで
四国まで運転するのはワタクシよね？
わかってるわよ、そんなこと・・・

ともかく今日もまだ夕べ飲みすぎで起きてこない旦那・・・
何とか車に押し込んで
出発してしまえばこっちのものなんだけど・・・
さすがに日、一日と弱っている様子のじいじ
これ以上出発を延ばすわけにはいかないわよネェ・・・

はあぁぁぁ・・・
ワタクシの最期は子豚ちゃんズがいるから安泰だけど
じいじも、ばあばもこんなのが一人息子だなんて
ちょっと・・・