テーマ:ロマンス小説 読書日記(461)
カテゴリ:読後感想
ためらいの誓いを公爵と*キャロライン・リンデン*ライムブックス リ1-2 あらすじ 19世紀の英国。あと数週間のうちに住む家を失いそうなハンナ。 途方に暮れる彼女のもとに、さらにやっかいな話が持ち込まれた。 ハンナの家の前で起きた馬車の事故で大怪我をした貴族、 デヴィッドの看護をたのまれたのだ。 彼女の献身に感激したデヴィッドは、ハンナに結婚を申し込む。 「お互いのことをほとんど知らないのに」 と、とまどうハンナだったが、周囲にすすめられて承諾。 だが、結婚式を終えた翌日、彼は所用を理由に出かけてしまった。 デヴィッドの帰りを待つハンナの前に突然、彼の双子の兄マーカスが現れる。 そして硬い表情で、ハンナの結婚証明書を突きつけた。 なんと、夫の欄には結婚式をあげたデヴィッドではなく、 目の前に立つ兄マーカスの名前が! この結婚は、どうなるの?ヒストリカル・ロマンスの名手がおくる、 心が温もりに包まれるラブ・ストーリー。 独断と偏見 恐る恐る読み始めたものの、前作ほどひどいことにはならず ホッと一安心・・・ 双子の片割れがもう片方を装って結婚 それを知って結婚させられた片割れが・・・と 設定自体はとてもワタクシの好きな展開なので 取り急ぎ読んでみたところ 前作もそうだったんですがいまひとつ 【起承転結】の【起】の部分が弱いのですよ そうしてそこの部分が弱いと読み手は最後まで読まずにスカ本決定 もしくは読書中断と言う暴挙に出てしまうのでございます。 ともかくしがみつくように読み進めると 双子の弟がヒロインに便宜結婚を申し出るあたりが弱いので なんだか納得いかない変な気分になってしまいます。 さらに、ドタキャンならず土壇場で署名を兄のものにしたあたりも もう少し肉付きよく書き込んでくれたら その後がとても楽しめたのになぁと、ちょっと不服 ですがロンドンに舞台が移ってからはなかなか・・・ ヒーロー義母・異母妹、人の話なんてきいちゃぁいネェ! この作者お得意の壊れたラジオ状態 (ぴーぴーがーがー、一方的にしゃべるだけ) H&Hのロマンスにしてもどちらかと言えば肉欲?ッて感じなんですが まぁ、それもそれでいいかな? ワタクシ的には前作は完全にスカでしたが 今回はそれなりに楽しめましたの ただ、カバー折り返しやあとがきで前作の続編と書かれていたので 前作ヒーローのお友達ウェア公爵かなと期待してたんですが まったく彼の名前は出てこず・・・一体何処が続編なんだ? と、そちらへの探究心のため二作ともザザっと何度も何度も再読するも 関連性がつかめないまま一昼夜・・・でも見つけましたわよ! シークレットコードは【スロックモートン家の舞踏会】 ・・・あのぅライムさん これで続編って言うのはやめてください! いたいけない読者熱をあおって購買意欲を刺激するのは あまりにもあんまりな販売戦略でございましてよ。 まだ、 「作者はH&Hのアチチはじめには 食事用のテーブルやドレッシングテーブルがお好きらしい」 と書いてくださった方がよっぽど苛立ちがございませんことよ! さて、双子の弟がヒーロー、異母妹がヒロインの作品が 今後控えているらしいのですが 日本上陸後、裏表紙のあらすじが新刊購入の決め手となるか否か これぞ【神のみぞ知る】でございます。 (どうやら今のところ古本オチを狙うらしい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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