テーマ:ロマンス小説 読書日記(461)
カテゴリ:読後感想
最後の船旅*アン・ハンプソン*ハーレクインロマンス R10
あらすじ いつの頃からか始まった頭痛が激しさを増してきた。 ある日ついに脳腫瘍と診断され ウェンディは余命四ヵ月余りと知る。 早く父を失い母も昨年なくして一人ぼっちのウェンディは 家族同様に親しいホイトカー医師のすすめに従い、 家財すべてを売り払って 豪華客船フェゾン号特等船室の客となり 最後の船旅に出た。 美しいウェンディに心を寄せる青年たちにかこまれても 自分の運命を思うと心を開くことがためらわれた・・・ 独断と偏見 とても若いナンバーのシリーズロマンス・・・ R10ですよ!R10!! 白くて表紙がブックカバーの時代の頃のものでございます。 不治の病、豪華客船、素敵なヒーロー まさしくロマンス!これぞロマンス!! 王道中の王道、何処をとってもロマンスでございます。 若いナンバーにありがちな 傲慢ヒーロー、鬼畜ヒーロー おしんヒロイン、シンデレラヒロインではなく 全てのエピに涙を誘われてしまうストーリーでございます。 ここしばらく複雑怪奇な(作者の脳内が?)物ばかり読んでいたので 再読BOXからお気に入りを二~三引っ張り出して読んでいたのですが この【最後の船旅】十日に一回は確実に再読するほどですのに 感想書いて無いじゃん!ってことで いま必死にキーボードに向かってるのでございますが 何をどう書けと?というほどに突っ込みどころが無いのでございます。 いや、突っ込みどころあるにはあるんですが ちゃんと、そのツッコミに対する答えと言うかが用意されているので 突っ込みきれないと言う、なんともはや 文句のつけようのない王道でございます。 ヒロインが病気のことを隠しているのに ヒーローは「うぶな女にすましている」と思ってしまうし ヒーローがヒロインのことをすれた女だと思っているのを ヒロインは「本気で恋をしない冷たい人」と思ってしまうし ともかく小さなエピが歯車となって 物語をドンドン、ドンドン回していくのですが コレがもううまいのですよ! 是非チャンスがあったら読んでくださいまし!! シリーズロマンス以外にも 紺色の表紙が目印の 【ハーレクイン・クラシックスプレミアム】 からも出ております。 古本屋さんではこちらの方が遭遇率は高いと思われます。 まったくの焼き直しなので内容はどちらを読まれても同じです。 コミックスにもなっておりますが コミックスには書ききれていないエピがあるので ぜひぜひ活字版を・・・ コミックスはコミックスでよかったですよ~~ あ、確か今月発売のmarie (マリエ) 2008年 12月号に掲載されてたような・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[読後感想] カテゴリの最新記事
|
|