テーマ:ロマンス小説 読書日記(461)
カテゴリ:読後感想
忘れがたき面影*ベティ・ニールズ*ハーレクインイマージュ I1983 あらすじ オリビアは父の死後、母とともに祖母の家に身を寄せている。 資格や技能はないものの少しでも家計を助けたくて、 病院の事務員として熱心に働いていた。 ある日彼女は、カルテを取りに来た外科医ハソと短い会話を交わした。 ハンサムで感じのいい男性だった、 少し話せただけでも気持ちが温かくなるような―。 職場では人員削減が始まり、 同僚をかばったオリビアは、自ら申し出て退職してしまう。 次の仕事も見つからず、くじけそうになっていたとき、 彼女は町で偶然、ハソと出くわした…。 独断と偏見 さすがのベティさん ほんわかと読ませてくれます。 ヒロインはしっかり者で心やさしく 同僚のために自主退職を願い出ちゃうほどのお人よし そしてヒーローもしっかり者で逞しく頼れる ある意味スーパーマンみたいな男性・・・が、しかぁっしっっ! 最初っからヒロインにメロメロなのはわかってるんですが なかなかそれを表に出さないと言うか 敵役の女性に親切すぎると言うか いつもながら、もどかしいです、イライラします。 ですがそこがベティ作品の癖になるところで素敵です。 (えっ、素敵?) いつもなら敵役の女性があんなに出張っては来ないのですが この女が今回本当にいやなヤツでございました。 今まで何作か読んだベティさんの敵役は 露骨に「あなたと結婚したいのよ!」とは言わなかったように思うのですが なにがなにが、この女性はっきりヒーローに言っちゃうんですよ。 「それがプロポーズならお受けするわ」とか 「私はあなたと結婚しようと思っていたよ」とか 堂々と言っちゃうんですの もうねぇ、変な画策してヒロインをヒーローの家から追い出して それがヒーローにばれたときの居直りったら ある意味小気味イイほどでございました。 ベティさんの作品でこんな悪女を見れるなんて それだけで一読の価値があったかと思われます。 (え?そこかい?そこですかい?) ああ、あと最後の最後までヒロインのばあちゃんが イジワルばあさんのまんまだったのが ちょっと残念だったかも・・・ (あまりに、あんまりなので懲らしめて欲しかったんですがねワタクシ的に) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008/12/07 06:40:01 AM
コメント(0) | コメントを書く
[読後感想] カテゴリの最新記事
|
|