テーマ:ロマンス小説 読書日記(461)
カテゴリ:読後感想
明日を追いかけて*リサ・マリー・ライス*扶桑社ロマンス ラ9-5 あらすじ 逃げ続けること。それがシャーロットに許された唯一の選択肢だった。 財閥令嬢としての温かな生活はもう忘れよう。 父を殺され、殺人犯の汚名を着せられ、 銃で撃たれた傷の手当もできず、彼女はひたすら逃げる。南へ、南へと。 しかし、流れ着いたメキシコの地で出逢った一人の男が彼女の運命を変えた。 戦場で瀕死の重傷を負いながら、復活に賭ける不屈の男マット。 お互い言葉も交わさぬまま、傷ついた二人の心は求め合い、近づいてゆくが……。 大人気作家の贈る傑作ロマンティック・サスペンス! 独断と偏見 これはまた、いままでのリサとは一風変わったヒーローでございます。 メロメロなのも【過保護養成学校】〇回生最優秀卒業者(笑)なのもいつもどおりなんですが 出会いの時にヒーローは全てを失ってるんですの お金も、キャリアも、プライドも・・・ ヒロインと出会ったときに自殺を考えてたヒーローって? (逆はよくありますけど・・・) もうそのあたりから泣かせます。 そしてヒロインは・・・つ、強い! 強いというよりも何もわからず懸命に張り詰めていた・・・ そんな時にヒーローのがんばる姿を見て、励みにして 二人が接触も無く、言葉も交わさず それでも心が寄り添っていく様がものすごくうまいです!! 冒頭二人がはじめて会話を交わすまでのエピソードが もう、もう、泣けます、そしてなぜかHOTです! (ワタクシオンリーかもしれませんが・・・) エピソードが全体に泣かせます。ってか、 読み手心に喰らいついてきます!(言いすぎ?) そしてコレはリサ名義で無く 本名のエリザベス・ジェニングスでかかれたものだそうで リサ名義よりもセクシー度が低めとのことです。 確かにHOTシーンは真夜中シリーズなどに比べるとさらりとしてますが メロメロ振りというか、ワンコ度というかは負けてませんとも! ヒロインの素性を探るために毎晩2時間はグーグルのお世話になってるとか ヒロインのお願いを聞く前から 「何を頼むつもりでも答えはYESだ、それだけははっきりさせておくぞ」とか ヒロインが描いてくれた自分の肖像画を、誰にも渡したくないと、 俺のものだ宣言をするとか・・・ プロポーズの場面では、微笑ましくって泣けてしまいましたわ! 無敵のワンコがまごついて手を振るわせる・・・う~~ん、すてき! HOTシーンは少ないものの(リサマリに比べると皆無) なぜか、熱気がすごく迫ってきます(笑) 最初から犯人がわかっている事件ですが どんな風にヒロインが追い詰められ、どんな風に終結するか (確かにラストは畳み掛けるような説明文で解決ですが) サスペンス自体も結構読ませてくれます。 そして、他のジェニングス名義も読みた~~い! と、扶桑社にメールしたくなる(笑)逸品です。 コレは是非読んでいただきたい! PS ちなみに・・・作中に 「立ち読みだけして購入はアマゾン、みたいな?」 って台詞があるんですが ちょっとお耳の痛い台詞でした~~(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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