独断と偏見のロ～～マンス

晴れた日にあなたと*キャサリン･アンダーソン*二見文庫　ア7-2

あらすじ

幼い頃から盲目だったカーリーは、手術によってようやく視力をとりもどした。
そんなある日、クラブでカウボーイのハンクに出会い、
一夜限りの関係のつもりが図らずも妊娠してしまう。
そのせいで再び視力を失い始め、経済的にも追いつめられたカーリー。
その後彼女に再会したハンクは、事実を知り結婚を申し出る。
だが人並みはずれた努力で積み上げてきた自立への希望を奪われ、
絶望の淵に立たされたカーリーは頑なに心を閉ざし、
やむなく“ある”条件つきで結婚の誓いを交わすが…。

独断と偏見

やはり【アンダーソン】よろしくってよ！
最初一瞬「こいつダイアナヒーローもまっつぁおだぞっ！」と思いましたが
全然そんなこと無く真摯な王子様ヒーローでございました。
このヒーローのように過ちを過ちとしてきちんと受け止め対処していくのは
ロマンスヒーローとして必要不可欠な素質でございます。
最近、エピソード作りや奇を狙ったストーリーに走りすぎて
そういうことを忘れた作者が多く、読み手としては
「ロマンス氷河期か？」
と懸念しているところでございます。（んな、おおげさなっ）
スタートは最悪だったものの少しずつ歩み寄っていく二人
そして何より改心してよい方向に成長するヒーロー
健気にがんばるヒロイン、地味で王道だけど
そこいらに転がってる奇を狙ったストーリーで
【ヤマ・ヤマ・ヤマ】のエピが【ボツ・ボツ・ボツ】と残念な結果を出す
昨今のお花ちゃんレーベル（一部果物）の出版物より
安心して脳内妄想にのめりこむことが出来ます。
ラスト近くでヒロインが身を引くあたり泣けます！
ですがその後のヒーローの行動にはもっと泣けます！！
ヒロインパパとのやり取りは本当にステキでした。
コレもやはり地味ですが皆様にも読んでいただきたいなぁ～～と思う一品でした。

う～ん、コールター兄弟全員でてるのかな？
長男のお話も読みたいケド
何より紅一点の車椅子のヒロインが読んでみたい
ああ、英語が出来たなら・・・

スピン

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（自列的にコレを最初に読むほうがいいかも）

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