テーマ:ロマンス小説 読書日記(461)
カテゴリ:読後感想
ため息は愛のはじまり【華麗なる貴族シリーズ1】*サリー・マッケンジー*フローラブック スマ2-1 あらすじ アメリカ生まれの女教師サラは、亡き父の遺言を果たすため 大西洋を渡ってイングランドにいる親戚を尋ねることにした。 イングランドに到着し、つかれきったサラは村の宿屋で一夜を過ごす。 しかし翌朝目覚めると、ベッドの隣にハンサムな全裸の男が寝ていたのだ! 入り口でにやけている傍観者たちは頼りになりそうもない。 その上、そのおそろしくセクシーな男は公爵だと名乗り、 体面を汚したから彼女と結婚すると言い出した――――。 二〇〇四年度ロマンス作家協会ゴールデン・ハート賞の 最終選考まで残った実力派作家による日本デビュー作! 独断と偏見 率直に申し上げて・・・ 可もなく不可もなく及第点な作品でございます。 それなりに感情の書き込みもアリ、ちょっとしたサスペンスもアリ クスリと笑わせるユーモアもアリ それはそれは、 ただ昨今の、パラノーマル、アブノーマルな作品群の中において これはちょっとした清涼剤のような、箸休め的な ほっとできる作品なのも確かでございます。 ストーリーは王道?どこにでもある? アメリカ生まれでアメリカ育ちのおきゃんなヒロイン (その割には初心でやたら行儀がいい) 権力が大きすぎて結婚市場に丸裸でさらされ続ける傲慢なヒーロー (その割には初心でやたら生真面目) そんな二人が出会って体面だけの結婚に向けて四苦八苦 いえ、四苦八苦するのはヒーローなんですが・・・ そして途中で明かされるヒーローの女性経験の秘密! いやぁ~~、そうくるかぁ? それって、ボウ・ストリートシリーズに続く衝撃だよ!サリーさん!! と叫ぶこと間違いなし・・・(ワタクシだけ?) へんな魔法使いや魔術師やヴァンパイアに変身獣憑き それから、宇宙人に海賊に超能力者 そして、ガミガミヒロイン、ウジウジヒーロー・・・ そんなやつらに定価のお金を払うなら みんなでこの質素な作品を定価で購入して 本国で出ている五作目まで、さらに来年六作目が出るとのことなので すべてサクサク翻訳されるよう 日本上陸作戦を開始するほうがいいかも・・・ ただまぁ、定価で買うほどの作品ではなかったかも と、一瞬脳裏をよぎるのは確かですが ここしばらくあまりに低迷本をつかまされすぎたことと メガネに慣れず脳内妄想劇がうまく発動できなかったことで ややワタクシの判断力が鈍ってるのかもしれません。 しかし、ゴールデン・ハート賞 最終選考ノミネート作品って、受賞作じゃないのよね? よく考えたらやっぱり小品? スピン あとがきによるとすでにこのシリーズは五作出ているとの事ですが その中でフローラブックスからは 今作ヒーローの友人チャールズと 今作ヒーローの友人であり、ヒロインの従兄弟のロビー この二人がヒーローのものが刊行予定との事 結構楽しみでございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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