煙草を吸いながら話をしていた。
明るい午後、終わりかけの夏の光。
銀色の灰皿に反射した光は、
あたしの足と髪の毛を焼いていた。
こないだの全国大会の話になった。
そして、残された100日の話になった。
あと、100日。
それが長いのか短いのか、よくわからない。
あと100日というけれど、
もう100日なんてとっくに切っている。
大学に入って勉強もした。
だけど、それ以外にこんなに打ち込むことがあるだろうとは、
ゆめゆめ思っていなかったなと思った。
あと、100日。
どんなに辛くても、
また眠れなくなっても、
引退の大舞台が終われば、
もう「仲間」という分かりやすいものではなくなる。
ちりぢりになったり、
ばらばらになったりするんだろう。
そこからは、つなげていくためには、
あたしたちひとりひとりの意志がいるんだろう。
つながっていたいよ。
だけど、あと、100日。
先のことは置いといて、
そろそろまた走り出そうか。
その前に少しだけ、大好きな家族のところへトンボガエリ。
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Last updated
2004/09/06 08:35:01 PM
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