しばらく動けないくらい恐い夢だった。
頭の芯がしびれてしまった。
久々に、ここまで恐い夢を見た。
私は、少し怪しい団体を調査していた。
その団体の資料を手に入れるため、
ある会社の社員の振りをして、
あたしは資料請求をしていた。
届け先はあたしの自宅。
夢の中であたしが住んでたのは、
実際今すんでるのとは違うアパートだった。
女が、あたしの部屋の前まできた。
ドアを開けてそれを受け取るのは危険だ。
女は少し太っていて、ピンクのスーツを着てる。
あたしの家の電話が鳴る。
「この資料をお受け取りになるには、
○○社の社員証が必要です」
嘘がばれたか、とあたしは思う。
メッセージはなおも続き、
半狂乱なほどの大声と荒い言葉。
私は本当に恐い。
黙って息をひそめて、女が帰ってくれるのを待つ。
玄関の鍵は閉めただろうか。
女が入ってきはしないだろうか。
恐る恐る、玄関まで這っていく。
顔を見られたら一巻の終わりだと思っている。
玄関の戸は開いている。
恐さのあまり体が固まっている。
必死で手を伸ばして閉め、鍵をかける。
ほっと一息ついたら、
女が浴室の窓からあたしを見ている。
電話ではなくマイクを握ってる。
「年を教えろよ」
いきなり乱暴な言葉遣いになる。
だけどあたしの方を見ていない。
そして次の瞬間、閉めたはずの玄関の戸の内側に、
ピンクのスーツの小太りの女が仁王立ちして、
床にへたり込んでいるあたしを、
すごい顔でにらみ付けている。
ここまで。
目が覚めてから、
玄関に行った。
鍵が閉まっていた。
浴室の窓も閉まってた。
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Last updated
2004/09/23 10:36:59 AM
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