二時間のお風呂からあがって、
あついあついと部屋の窓を開けると、
それが合図だったみたいに雨が、降り出した。
多分雨粒の大きさは中くらい。
雨粒の多さは中の上くらい。
雨の強さの少しの変化も、
手に取るように分かるような、
そんな音をたてる雨。
雨音が心許なく、弱まるたびに、
まだしばらく、しっかり降っていてと、
心から願っている自分に気付く。
それが通じるわけもないけれど、
それでも雨音がもとの力強さを取り戻すと、
心も体もほんとうにほっとしている。
風に揺れるカーテンのような、雨の音。
まだ見たことのないオーロラも、
きっとこれに近いんだろうなんて思っている。
やさしく、やさしく、みずみずしく、心などなく。
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Last updated
2005/05/22 10:52:25 PM
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