おととい、昔の人が日本に帰ってきて、
空港からいきなり電話があって、
そして昨日の仕事の後、会ってきた。
新宿でご飯でも?という予定を、
新宿でコーヒーでも?に変えて。
ささやかな抵抗。
恐ろしいほど自然に馴染むことに、
私はとてもとても、いたたまれなくなる。
待ち合わせ場所に少し迷った私に電話越しに言う。
「絶対にそこを動くな。俺が迎えにいくから」
やめて、と、叫びたくなりながらも声で笑っている。
ただ街を、見下ろしながらお茶を飲んだだけで、
私はすっかり混乱してしまった。
そして、ひとりで帰ってきた。
STOP THINKING THAT YOU ARE MINE
ずっと読み薦めていた本を夕べ読み終わって、物語が終わり、
昨日あの人にあって、終わっていた何かが混ぜっ返された。
物語は、すっかり終わらなければならない。
でないと、すっかり始まることができない。
生きることが物語とは違うのは、きっとそこだ。
少なくとも、あたしにとっては。
誓う。
これはきっと愛情とかではない。
よく分からないけれど、今、あたしはカオスだ。
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Last updated
2005/06/01 07:42:27 PM
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